住宅購入の契約をしたあと、引き渡しまでに注意することは?

イー・ローン

Q. 新築分譲マンションの購入を決定し、3月下旬に引き渡しの予定です。 住宅ローンの借り入れをする銀行も決めています。これから引き渡しまでの流れや注意すべきポイントなどがあれば教えてください。 (埼玉県 会社員 男性 36歳)
A. 住宅の引き渡し日・決済日に、買主は金融機関から住宅ローンの借り入れを行い、売主に住宅の残代金を支払います。 また、司法書士が法務局に申請して住宅の所有権の移転登記や抵当権の設定登記を行います。そして、買主は売主から住宅の鍵を受け取ります。 引き渡し・決済はとても重要な手続です。 円滑に進行するように、早めの準備をしっかりとする必要があります。

住宅の引き渡しまでの主な流れは?

マイホームの購入契約を交わしたあと、引き渡し・決済までには、さまざまな細かい手続きがあります。 いずれも重要なものばかりです。 やるべきことをきちんと整理して、無理のないスケジュールで着実に進めていきたいものです。

住宅の購入契約ののち、引き渡しまでの主な流れを、新築分譲マンションの例でみてみましょう。

住宅の購入契約後から引き渡しまでの主な流れ(新築分譲マンションの場合)

注意すべきポイントは?

各工程での注意点をみてみましょう。

入居説明会

新築分譲マンションの場合、多くの買主が同時期に入居することもあり、入居説明会が開かれます。 ここで、どんな年齢層の人たちが同じマンションに住むことになるのか、入居者の顔ぶれがわかります。 説明会では、引き渡しまでの具体的なスケジュール、入居にあたっての各種手続き、注意点などが説明されます。 駐車場や駐輪場の抽選、引っ越し日程の調整なども行われます。 インターネットやケーブルテレビ、住宅ローン、火災保険など使用方法や申込方法の案内などもありますが、これらはすぐに決める必要はありません。 面倒でなければ、自分に合ったものを別途じっくり検討して決めるほうがいいかもしれません。

内覧会

完成した建物が契約通りにできあがっているかの確認をするのが内覧会です。 具体的には間取りや内装、設備、建具などをチェックし、仕上がりが契約と異なっている部分がないか、キズや汚れがないか確認します。 専有部分のみではく、エントランス、廊下、ベランダ、庭などの共用部分もチェックをするようにしましょう。

不具合や相違点があった場合には、補修をしてもらうことができます。引き渡し日までに補修ができるかどうかも確認しましょう。

引き渡し後や入居後に不具合などがわかった場合は、生活に支障をきたしたり、責任の所在があいまいになってトラブルになる可能性があります。 そのため、内覧会時にしっかりとチェックをすることがポイントです。 限られた時間内での確認になるので、あらかじめ自分でチェックリストを作成するなどして手際よく行うようにしましょう。

引き渡し前に家具や家電を購入する予定があるなら、内覧会の際に室内の採寸もしておくようにしましょう。

住宅ローンの借り入れ契約(金銭消費貸借契約)

申し込みをして本審査を終えた金融機関と住宅ローンの契約を締結します。 この契約のことを「金銭消費貸借契約」といいます。

契約時に借入金額、金利タイプ、返済期間、返済方式など、具体的な借入条件を決定します。 なお、住宅ローンの金利は、融資実行日(引き渡し日)の金利が適用されます。 契約した日の金利ではないことに注意が必要です。

引っ越し準備、手配

3月は年度末の繁忙期になるため、早めに複数の引越業者に打診し、見積もりもとって比較検討するのがよいでしょう。

また、引っ越しに伴って現在の家具や家電などを処分する場合は、その準備にも取りかかりましょう。

引き渡し・決済

引き渡し・決済の日に、金融機関が住宅ローンの融資実行を行います。その後、買主は売主に住宅の残代金を支払って決済し、併せて固定資産税などの清算金も売主に支払います。 これにより、土地と建物の所有権を売主から買主に移すため、司法書士が法務局で所有権移転登記を行い、同時に、住宅ローンの借り入れに伴う抵当権設定登記も行います。 そして、売主から買主に住宅の鍵が渡されて引き渡しが完了します。

引き渡し・決済の当日には、法務局に支払う登録免許税、司法書士に支払う登記手数料などの諸費用の精算も行います。 あらかじめ、何にいくら必要になるのかをしっかりと確認しておきましょう。

住宅ローンの返済は、一般的に融資実行の翌月、あるいは翌々月からスタートします。

マイホームを取得するための手続きは、短期間のうちにいろいろなことを決定したり調整をしたりする必要があり、さまざまな書類を漏れなく期日までに準備する必要もあり、初めて経験することに戸惑う方が多いでしょう。

ただし、それは夢のマイホームに入居する日が近づいていることの証でもあります。 顧客の立場から、関係する会社や担当者、専門家などに早めに遠慮なく質問して、わからないことをひとつずつなくしていくことが、トラブルを未然に防ぎ物事をスムーズに進める最も有効な方法です。

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