男前インテリアを代表する4つのスタイルと、男女それぞれが語るその魅力とは?

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男性も楽しむインテリア。女性の幅を広げるインテリア


「インテリア」というと女性が好むもの、女性が手がけるもの、という固定概念を個人的には持っていた。実際、社団法人インテリア産業協会が主催する「インテリアコーディネーター資格試験」の平成27年度合格者男女比を見ても「男性25.5%、女性74.5%」となっていることから、それはあながち間違ってはいないと思われる。

男性が心躍るような空間づくりはどんなものだろう?との思いから、男性も楽しめるインテリアについて調べてみた。そのなかでも、「男前インテリア」と銘打たれたスタイルにはどういったものがあるか、また、取り入れるコツについてご紹介していきたい。
「男前インテリア」を知ることで、男性のみならず、女性にとっても今後リノベなどをする際の選択の幅が広がったり、パートナーと楽しみながらの空間づくりの一助となれば幸いである。


男性が心躍るような空間づくりはどんなものだろう?との思いから、女性だけでなく、男性も楽しめるインテリアについて調べてみた。そのなかでも、「男前インテリア」と銘打たれたスタイルにはどういったものがあるか、また、取り入れるコツについてご紹介していきたい。



男前インテリアを代表するスタイルを知る①


今回ご紹介するのは次の4つのスタイル。意識せずとも触れたことのあるインテリアたちにも、こうした背景や特徴があるのだなと知るのも面白い。

【ブルックリンスタイル】
ブルックリンは、ニューヨーク州5区の一つ、5区の中で最も人口が多く、マンハッタン島のイーストリバーの東側に広がる地区。
もともとは古いビルや倉庫が集まっていた場所で、ニューヨークの家賃高騰により若いクリエーターやアーティストが移り住んだことで倉庫などがカフェやショップへと生まれ変わった、ここ10年くらいで様変わりした文化発信地のようだ。同じニューヨークでもマンハッタンの都会的なイメージとは異なり、古さを残しつつ、若手アーティストやクリエーターたちの感性がそこに加わった、ヴィンテージとモダンの融合が特徴。

キーワードは「リユース」「気取らない」「古さと新しさの融合」。

<スタイルの特徴>
・古い倉庫やビルのリノベーションをイメージ
・新品を揃えるよりも、手持ちの家具や小物を活用したり、新品であってもエイジング加工されたものを選ぶ
・色味は黒、焦げ茶、グレー
・フォーカルポイントとして、大きなソファ、アート作品、黒板など
・素材はレンガ、アイアンなど

【インダストリアル】
インダストリアルとは「工業の」「産業の」という意味を持っており、産業革命以降の工場やオフィスをイメージするようなインテリアスタイル。「インダストリアルデザイン」は1920年代にアメリカで生まれたと言われており、それまでの美術的な美しさとは異なり、機能性・実用性を重視した美しさ。

キーワードは「機能性」「実用性」「無機質」「劣化」

<スタイルの特徴>
・昔の病院、工場、オフィスを思わせる機能的・実用的な家具や道具
・素材の劣化を活かす
・素材はコンクリート、金属(アイアン、スチールなど)
・色味はグレー、黒、焦げ茶


黒い壁にサインが並ぶ、ブルックリンスタイルのキッチン



男前インテリアを代表するスタイルを知る②


【サーフスタイル】
アメリカ西海岸をイメージしたインテリアスタイル。
西海岸スタイル、カリフォルニアスタイルなども同義と捉えられるようだが、一口に西海岸と言っても、サンフランシスコ、ロスアンゼルス、サンディエゴとでは、街の印象も異なるので、「私の思う西海岸」というイメージを固めておいたほうがテイストにまとまりが持てるだろう。
ここでは「サーフスタイル」に焦点を絞る。カリフォルニアの風、太陽、海を感じられる空間作り、ビーチ、マリーナ、クジラモチーフなどを海を連想させるものや、星条旗などアメリカを感じさせるものがポイントとなりそう。

キーワードは「海」「青・白」「開放感」「リラックス」。

<スタイルの特徴>
・色味は白を基調とし、青、茶
・何年も潮風で使い込まれた感、薄れ具合
・白の壁にスカイブルーと扉
・素材は木 節が入っているもの、流木


【ガレージスタイル】
ガレージを「個室」と捉え、車やバイクを自身でカスタムしたり眺めたりすることを楽しむ場、また同じ趣味を持つ仲間がリビング代わりに集うスペース。

キーワードは「車・バイク・自転車」「アメリカ」

<スタイルの特徴>
・車やバイク、自転車そのものを置いたり、それに伴う小物(ヘルメットなど)、整備に使う工具や道具(オイルなど)
・モーター系のアイテム 道路標識、看板、ネオン管
・ジーンズ、革ジャン、ブーツ
・アメリカのダイナーを連想させるようなコーラ、ハンバーガーのイラストや看板、スティーブマックィーンやマリリンモンロー、
・素材はアイアン、ブリキ、コンクリートなど


さり気なくブルーをアクセントとしているNeji cafeのコンセプトはサーフスタイル。別の部屋の天井には、サーフボードが吊り下げられている



男女それぞれが語る「男前インテリア」


「男前」と称されるスタイルだからこそ、男女どちらの意見も聞いてみたいと思い、インテリアコーディネーターであり、整理収納アドバイザーでもある河野小夜子さんには女性視点から、男前インテリアに魅せられそこに特化した新築やリフォームを手がける加藤寿泰さんには男性の視点から、その魅力を伺った。

「ジャンクなもの、武骨なもの、無造作―これらは、男前インテリアの魅力の1つではありますが、日々暮らす場所は住む方全員にとって心地よいに越したことはありません。無造作とはともすると煩雑さ、散らかりに繋がりかねませんから、掃除のしやすさを考えても【厳選する】という視点は大切でしょうね。厳選した雑貨の中にガラスの小瓶、電球のガーランド、プリザーブドフラワーのリース、キャンドルなどを置くと男前インテリアの中にも女性らしさが出て、女性にとっても馴染みやすくなると思います」(河野さん)

「現代の住宅は既製品のみで出来てるのが一般的。同じような表情をしてる住宅が多いことに飽きが出てき始めた時に、大きな傷も味だと思えるヴィンテージウッドにすっかり魅せられました。男前インテリアで楽しんで頂きたいポイントは、何と言っても素材の経年変化。傷や色褪せを眺めているだけで落ち着く、愛着が増す… 既製品ではなかなか味わえない事です。そんな楽しみ方が男前インテリア、ヴィンテージ物にはあるんですよ」(加藤さん)

なるほど。同じスタイルでも気遣うポイントに多少違いがある。
一般的に収集癖は男性に多く見られそうだし、女性は掃除や収納に目が向きやすい。一人暮らしでない場合、パートナーのモノの持ち方や扱い方が喧嘩の原因となったことは、皆さんも経験があるのではないだろうか。お互いのこうした視点の違いを頭の片隅に置いておくだけでも、喧嘩が減りそうだ。

さて、「男前インテリア」と呼ばれるスタイルは大体掴めた。
次は実際の暮らしにどう取り込んだらサマになるのか。また、DIY方法や、大掛かりなDIYに自信のない人でも手がけられる小さなDIYについて触れていく。

取材協力:
河野 小夜子氏 La Sonrisa http://www.fudosan138.com/interior/
加藤 寿泰氏  有限会社 加藤住建産業 http://katojyuken.com/
加藤 竜也氏  加藤建築設計事務所 http://www.kato-arc.com/
Neji https://www.nejicafe.com/


ドライフラワーやキャンドルで、無骨になりがちな男前インテリアに柔らかさを加えることもできる



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