【23区の外国人】大久保1丁目では20歳の87%が外国人!!

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中国人、インド人、ベトナム人が増加


日本の外国人の人口が増え続けている。2018年の成人式では23区内の成人の8人に1人が外国人であり、新宿区では45%だったという報道もされて、驚いた人も多いだろう。

東京23区に限ると、外国人数は1979年の9.3万人から2017年は41.1万人に増加。外国人比率は1.4%から4.4%に増加した。
先進国の大都市では外国人比率が3割を超しており、それと比べるとまだ非常に少ない。
区別で見ると新宿は9.1%、豊島区は7.7%などとなっているが、先進国の大都市よりはまだずっと少ない。

国籍別では近年中国人の増加が激しく、中国人は79年の1万2,104人から2016年は15万9,561人に増え、韓国の2倍以上になった。
またベトナム、インドも増えている。フィリピン人は一時の勢いはないが、ベトナム、インドよりは多く、2万2,000人ほどいる。

国籍別に区の人口を見ると、外国人総数では新宿が1位、そして江戸川、足立、豊島、江東と続く。中国人は江戸川区が1位、次いで新宿、江東、板橋、豊島。韓国人は新宿区が1位、次いで足立、荒川、江戸川、江東。
フィリピン人は足立区が1位、ついで江戸川区、大田区、葛飾区。ベトナム人は新宿区が1位、次いで豊島、江戸川、北。インド人は江戸川区がダントツで1位であり、次いで江東、台東、港、世田谷となる。品川、中央も上位に来るところから、インド人は他のアジア人とは異なり、ホワイトカラーが多いことがわかる。


東京都資料より三浦展作成



局所的に外国人比率が高い地域が誕生している


外国人比率がまだ少ない23区であるが、町丁別に見ると局所的に外国人が多い地域がある。実数では新宿区大久保、百人町、豊島区池袋などが上位に来る。
外国人比率で見ると、江東区青海2丁目がダントツで多いが、国際研究交流大学村東京国際交流館があるため。駒場4丁目は東京工業大学駒場留学生会館、神園町は国立オリンピック記念青少年総合センターがあるためだ。

港区愛宕2丁目、赤坂1丁目、六本木、赤坂、元麻布の外国人は、愛宕であればグリーンヒルズMORIタワーやフォレストタワーなどのタワーマンション住まいのアッパーなクラスだろう。いずれにしろ、特殊な建物によるミニ居留地である。

表にはないが、江戸川区清新1丁目も外国人比率が14%台とやや高い。駅で言うと東西線の西葛西駅。URの団地にインド人がたくさん住んでいるのである。
江戸川区のインド人は日本橋などに勤めるディーラーなどの専門職が多く、就業者数に占める専門的・技術的職業の比率が、江戸川区全体よりも、外国人、特にインド人のほうで高い、というちょっと不思議な現象が起こっている。


国勢調査(2015年)より三浦展作成



25-34歳の人口のうち、5割以上が外国人


さらに年齢を若い世代に限ると、外国人比率が3割、あるいは5割を超す地域が現れる。新宿区百人町1~2丁目、大久保1~2丁目では、25-34歳の人口のうち、5割以上が外国人である。
豊島区池袋1丁目、2丁目、4丁目、東池袋1丁目、高田3丁目、北大塚2~3丁目でも、25-34歳の3割は以上が外国人である。

そして1歳ごとに見ると、冒頭に書いたように20歳前後が最も外国人比率が高い。学生や研修生がいるからである。彼らはその後本国に戻るので25歳以降では外国人比率が少し下がる。それにしても新宿区の20歳の45%が外国人だとは驚く。

当然町を絞って1歳ごとに見れば外国人比率はもっと高まる。新宿区大久保1丁目と豊島区池袋2丁目の年齢別外国人比率を図にしてみた。大久保1丁目では20歳の87%が外国人、池袋2丁目では79%が外国人である!
また大久保1丁目は30代から50代にかけても外国人比率が45%前後と多いのが特徴的だ。日本に根付いている外国人が多いのだろうか。

このように町を限定し、年齢を限定すると、東京の中にも小さなニューヨークやパリ、ロンドン、そしてそれらの都市に必ずある外国人街のようなものが東京にも誕生していることがわかる。


新宿区、豊島区資料より三浦展作成。新宿区は2018年1月1日、豊島区は2017年1月1日の数字。



都市のコミュニケーションに外国人は必要


実際に外国人が多い地域を歩いてみた。池袋や大久保では、ほとんどのアパート、マンションの郵便受けには表札が出ていない。
だが、よく探すと、安い物件専門の不動産業者の看板が貼られたアパートがあり、まさにそのアパートにアジア人の表札が並んでいた。

大久保では、普通の一戸建てだが、外国人がシェアハウスかゲストハウスで使っていると思われるものも見つかった。
日本語学校も点在しており、住む人だけでなく、通学などで大久保、池袋界隈にやってくるアジア人は多いのだ。もちろん大久保通りが竹下通りのような賑わいであることは言うまでもない。

日本人の若年人口が減り続けているかぎり、外国人が若年労働力を補う必要があることは間違いない。ロボットやAIでは代替できない労働があるからだ。
特にサービス業系は簡単に機械化できない。コンビニは無人店舗が増えるかもしれないが、焼鳥屋が無人になることはないだろう。チェーン店でも飲食店は、合理化のために機械化を進めるかもしれないが、無人になることはないだろう。
まして、人間的なコミュニケーションを売ることが個々のチェーン店ではない商店の魅力の1つだとしたら、外国人のさらなる受け入れは必須になるだろう。


新大久保駅前のビルはすでに多国籍化



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