20代男性の休日の外出減、最も移動回数が多い年代は?~平成27年全国都市交通特性調査集計結果

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移動の傾向、男女・年代別の違いは?


「20代の移動回数は、70代を下回るー。」というニュースを、目にした人はいるだろうか。2016年、国土交通省は、平成27年度全国都市交通特性調査の速報版を発表した。それによれば、調査日に外出をした人の割合は、平日で80.9%、休日で59.9%と調査を開始した昭和62年から過去最低の値となった。移動回数も同様に、平日で2.17回、休日1.68回と、過去最低であったという。特徴的な傾向としては前述の通り、移動回数が多いと思われる若者世代、20代の移動回数が70代を下回ったことが記憶に新しい。
2017年11月21日、国土交通省は、前回の速報からさらに分析を進めた調査結果を発表した。今回は、この「第6回全国都市交通特性調査結果(とりまとめ)」より、属性別の移動の傾向を見ていきたい。

※「移動」の定義 「人がある目的をもってある地点からある地点へ移動する」ことを、1回の移動として数え、目的が変わると2番目の移動と計測している。(1回の移動でいくつかの交通手段を乗り換えても1回の移動となる)


年齢階層別・1日あたり移動回数「平成27年全国都市交通特性調査集計結果」を参照して作成



最も移動回数が多いのは50代


男女別に比較すると、外出率や移動回数、平日・休日ともに、男性より女性の方が若干移動回数が少ない結果となった。年代別に見ると、最も移動回数が少ないのは80代以上で平日1.20回、次に少ないのは20代で1.96回だった。平日の移動回数が2回を下回っているのは、20代と80代以上のみである。

最も移動回数が多かったのは50代で、平日で2.37回であった。40代も50代のほぼ同等の2.36回と、移動回数が最も多いのは40代から50代のようだ。以降、高齢になるにつれ移動回数は減少傾向となる。経年で比較すると、1987年に20代の移動回数は平日で2.74回であったが2015年には1.96回まで減少。60代・70代はこれとは逆に、増加傾向にある。特に70代は、平日の移動回数が1.53回から2.10回と、大きく増加している。


1日あたり移動回数の推移 70代・60代と20代の比較「平成27年全国都市交通特性調査集計結果」を参照して作成



20代の休日の外出減が顕著


続けて、20代の移動傾向を見てみる。平日における移動は、男性が1.91回、女性が2.01回と、大きな差は見られない。休日は、男性が1.24回、女性1.61回と、女性の方が移動回数が多い。どういった目的での移動が減少しているのかについて見ると、1987年から男性の「業務」目的での移動が大幅に減少。男性・女性ともに、「買い物以外の私用」※が大幅に減少している。

生活者の移動行動の実態把握を目的に、株式会社ジェイアール東日本企画は、「Move実態調査2017」を2017年9月に発表している。それによれば、「外出しないでいいならなるべく家にいたい」に、「非常にそう思う」と回答した20代の割合は22.5%、「家にいるのが好き」は26.1%、「一日中ずっと家の中で過ごせるほうだ」は35.0%であった。20~70代の年代のうち、20代が最も自宅で過ごすことに積極的である傾向が見てとれる結果となっている。近年の急速なスマートフォン保有率の上昇によるライフスタイルの変化、20代の免許保有率の減少など、さまざまな影響が考えられるが、そもそも外に出るよりも、"自宅で過ごしたい"というのも理由のひとつなのかもしれない。

※「買物以外の私用」には、「食事等(日常生活圏内)」「観光等(日常生活圏外)」「送迎」「通院」「その他私用」が含まれる


男女別・若者の目的別移動回数の推移「平成27年全国都市交通特性調査集計結果」を参照して作成



75歳以上の女性は3日に1日の外出


高齢者の移動傾向を属性別に見ると、65~74歳の前期高齢者、75歳以上の後期高齢者ともに、女性より男性の方が外出する傾向にある。さらに高齢になると外出率は下がり、75歳以上の女性の外出率は37.9%と、およそ3日に1日しか外出していないという状況になる。なお、前期高齢者、後期高齢者、共に自動車を持たない人、運転免許を保持していない人ほど、移動回数が少ない傾向であった。
詳細な調査結果については、下記リンクより参照してほしい。


高齢者の外出率「平成27年全国都市交通特性調査集計結果」を参照して作成



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