諸行無常と“おもろいもん” 源平ゆかりの須磨寺

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平敦盛と熊谷直実の一騎打ちを再現した「源平の庭」

源平合戦ゆかりの地、神戸市須磨区の須磨寺が1日から宝物の特別公開を実施する。気軽に歴史に触れてもらおうとJR西日本が季節ごとに開催する「ちょこっと関西歴史たび」の企画で、6月30日まで普段は見る機会が限られる文化財などが見学できる。

特別公開の期間中、通常は非公開の「木造十一面観音立像」(国指定重要文化財)、源平の戦いを描いた「一の谷合戦屏風」、江戸から明治にかけて描かれた錦絵を宝物館で展示する。また、毎月限られた日にしか拝観できない本堂の「六観音」の公開や境内の三重塔の開扉を実施。住職や副住職から須磨寺の歴史などについて話を聞く機会も設けられる。

期間中の宝物館の入場料は300円。ICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」で支払うことができる。JR西日本は、往復ともJR線を利用し、須磨駅の改札と宝物館でイコカを使うと特典を得られるキャンペーンを実施する。

須磨寺は仁和2年(886年)に開かれ、平安末期、源氏が平氏を破った「一ノ谷の戦い」で源義経が本陣を置いたとされる。「平家物語」は源氏方の武将、熊谷直実が我が子と歳の違わない敵の若武者の首を泣く泣く落とす場面を描いた。若くして討たれたのは平清盛のおい、敦盛。宝物館には敦盛が愛用したと伝わる「青葉の笛」や、後に出家して法然の弟子となった直実が彫ったとされる敦盛の像が残されている。

世の無常を感じさせられる源平ゆかりの見所に混じって、境内の随所で目を引くのは「おもろいもん」と名付けられた風変わりな仕掛け。「三猿」ならぬ「五猿」は、触るとセンサーが反応して動き、訪れた参拝客を楽しませている。副住職の小池陽人さんは「諸行無常の悲しみを知るからこそ、今の一瞬を大事に生きることができる。思い悩んだときは『おもろいもん』に触れて心を軽くしてほしい」と話していた。




一の谷合戦屏風


一の谷合戦屏風


平敦盛愛用の笛


敦盛の像


本堂


本堂内部


三重塔


胎蔵界大日如来(三重塔)


敦盛塚(首塚)


副住職の小池陽人さんと「ぶじかえる」


「からくり時計」


「五猿」


「きんぽとん童子」


「七福神マニコロ」



※通常は本堂内部や宝物館などの撮影は禁止されている

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