大空襲免れた駅名標か JR西日本、大阪環状線・寺田町駅で保存

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JR西日本は29日、大阪環状線の寺田町駅(大阪市天王寺区)で昨年8月に発見された古い駅名標の復元工事を終え、記念の除幕式を開いた。同駅が開業した1932年(昭和7年)当時から残る駅名標とみられ、45年の大阪大空襲などの戦火を免れた貴重な鉄道遺産として発見場所で保存する。

駅名標は同駅2番のりば(外回りホーム)の壁面に「てらだちよう」「大阪市天王寺區」などと直接手書きされたもので、縦83センチ、横118センチの大きさ。昨年8月28日の未明、壁を塗り替えるために広告看板を取り外した作業員が見つけた。その後、透明なアクリル板で表面を保護していたが、今回、欠損していた右下の部分を復元したうえで解説文を添えた。

同社広報担当者は「反対側のホームやほかの駅にも古い駅名標が残っているのではと期待して探したが見つからなかった。極めて珍しい例と言えるだろう」と話している。

同社によると、駅名標の表記は46年に左から右へ表記することが定められ、47年には現代仮名遣いが採用された。48年には「區」の表記が「区」に改められたため、見つかった駅名標は終戦間もない時期に書かれたとみられる。ただ、右から左に記していた形跡がわずかに残っていることから、駅名標自体は昭和初期の駅開業時に設置され、のちに上書きされた可能性があるという。

三宅昌之駅長は「旧駅名標の発見は若者を中心にツイッターで話題になったが、年配の方からも駅の窓口に保存を求める声が寄せられた」と話す。同社で「大阪環状線改造プロジェクト」を担当する栃折太介さんは「切り取って京都鉄道博物館に移す案もあったが、駅開業当時からずっとこの場所にあるからこそ価値があるのではないかと考えた」と現地で保存する意義を強調した。

除幕式には天王寺区市民協働課の森茂樹課長と大阪環状線の歴史に詳しい羽森康純さんが招かれた。











現在の駅名標


発見時の旧駅名標(以下、JR西日本提供)

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