時速110キロからの急ブレーキも検証 北越急行で貨物輸送の実証実験

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北越急行と佐川急便は8日、ほくほく線・六日町駅(新潟県南魚沼市)とうらがわら駅(同上越市)との間で、電車に貨物を積み込んで輸送する実証実験を報道陣に公開した。本格実施に向けて安全性や定時運行への影響などを検証し、来年春のダイヤ改正に反映させる。

同日午前、六日町駅で車内のスペースに合うように特注した2つのカーゴを積み込んで出発した。各駅に停車しながら、発車・停車、ポイントの通過時といった揺れの大きな場面で取り付けたカーゴの安定性を確認。途中、最高速度の時速110キロから急制動(ブレーキ)をかける検証も実施した。

両社は今年6月、列車に乗客と宅配物を一緒に乗せる「貨客混載」事業に取り組むと発表した。北越急行は夜間の乗客が少ない時間帯の輸送力を有効に活用し、収益を補う考え。一方、佐川急便は将来のドライバー不足への対策や、輸送時の二酸化炭素(CO2)排出削減などに役立てられるとみている。

佐川急便は六日町営業所と上越営業所との間の貨物の輸送にほくほく線の六日町~うらがわら間を活用する計画。北越急行用に特注したカーゴは、持ち手を握らないと車輪が動かないようにするなど、ホームでの安全性に配慮した。

実際の貨客混載は乗客の少ない夜間の普通列車での運用を予定する。北越急行は、2両編成のうちの1両にカーゴを積み込むため、車いす用のスペースは確保できるとしている。

佐川急便の萩原健二営業課長は「豪雪地帯での安定した輸送と環境への取り組みの一環として事業に着手した」と説明。北越急行の磯部正昭取締役運輸部長は「弊社は雪で列車を止めたことがないという自負がある。道路が止まってもほくほく線が動いているという点が売りだ」と話していた。

(最終更新 2016/11/9 9:52)




北越急行用に特注したカーゴ(六日町駅)











うらがわら駅に到着。カーゴを下ろす



佐川急便のトラックに積み込む



カーゴを積み込むスペース

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