「乗車目標バスマット」は2日で完売 京急グッズの企画担当者に聞く

ジョルダン

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京急ステーションコマースで商品企画を担当する塩田正さん(左)と甲斐智美さん

京急グループの京急ステーションコマースが1月24日に発売した品川駅ホームの「乗車目標」をイメージしたバスマット。交流サイト(SNS)で話題となり、売り出し当日から駅構内のコンビニエンスストアや通販サイトで品切れが続出、翌日には用意した600枚がほぼ完売した。異色のヒット商品はどのように生まれたのか、同社でグッズの企画を担当する2人に話を聞いた。

「こんなものが売れるのかという声が周りにはあった」。そう明かすのはリテール事業部の課長、塩田正さん。京浜急行電鉄に入社後、駅業務や車掌、運転士などの職務を経て、京急ステーションコマースに出向。一時的な中断はあるものの、約10年間、同社で商品企画を担当してきた。

新商品のアイデアを得るべく「何かネタがないか探しながら外を歩いている」という毎日。バスマットは塩田さんが「会社帰りに品川駅のホームで寒さに震えながら電車を待っていると、乗車目標が目に入りぴったりだと直感した」のが商品化のきっかけだ。

この数年、塩田さんと共に商品企画を手掛けてきた主任の甲斐智美さんは「私には理解しがたい世界観だったので『本当に大丈夫なの?』と心配した」と振り返る。経験上、600枚くらいならなんとかなる、と思ったが「まさか2日で売り切れるとは」と予想以上の反響に驚いたそうだ。

消費者からだけでなく、京急の社内からも「もう無いの?もう無いの?」と問い合わせが相次ぐほどの人気ぶり。塩田さんによると、同じバスマットの在庫追加は考えていないが、ほかの乗車目標をデザインしたバスマットの発売を検討しているという。

2人にはこれまで世に送り出したグッズをいくつか紹介してもらった。マニア向けの缶バッジから大人も子供も喜びそうな文具まで顔ぶれは様々。約10年の商品開発のなかで「初めは鉄道マニア向け、次に子供向けのおもちゃ、最近は子供を持つお母さん向け」(塩田さん)とターゲットの裾野も広がりつつある。

甲斐さんは「高額な電車のおもちゃはおじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれるが、お母さんは『実用的なものを』と現実的な目線で商品を手に取る」と売り場に近い感覚で商品を考える。今回のバスマットはやや極端な例かもしれないが、根っからのファンが多い京急ならではのブランド力を生かしつつも生活の中に溶け込める実用性が人気グッズの共通点と言えそうだ。

鉄道ファンに限らず沿線の消費者の心を掴むグッズのアイデアを求め、塩田さんと甲斐さんの二人三脚は続く。



2日で完売した「けいきゅうバスマット(乗車目標)」


塩田さんが品川駅下り線の乗車目標を見てひらめいた


「本当に電車が好きな人だけが分かるグッズを」(塩田さん)との思いで開発したスマートフォンケース(販売終了)


鉄道イベントで販売した速度計と圧力計の缶バッジ


子供向けスケッチブック(販売終了)



さりげなく京急電車をアピールする液状のり(販売終了)


電車柄の子供用パンツ


駅時刻表と乗務員の列車行路表をモチーフにしたノート



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