京急「デハ230形」が里帰り 川口市から陸送、復元・保存へ

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川口市の青木町公園を出発した京急「デハ230形デハ236号」(23日午前0時過ぎ)

埼玉県川口市で静態保存されていた京浜急行電鉄の車両「デハ230形デハ236号」が24日未明、トレーラーに載せられて同社に里帰りした。今後、JR東日本グループの総合車両製作所(横浜市)で復元作業を進め、みなとみらい地区に建設する京急グループの新本社ビルで保存する。

同車両は1929年に湘南電気鉄道デ1形として製造された。当時最先端の技術を採用し、京急電鉄の高速運転の先駆けになるなど、48年間にわたって活躍。引退後、79年4月から川口市の青木町公園総合運動場で展示され、市民に親しまれた。ただ展示場所に屋根がなく、塗装が剥がれるなどして老朽化が進行。昨年になって京急へ38年ぶりに里帰りすることが決まった。

22日朝、2台のクレーンで車両を吊り上げてトレーラーに搭載する作業を開始した。通りがかった近所に住む女性(81)は「電車の運転士になるのが夢だった孫をよく連れてきた。寂しくなるね」と話していた。

車両を積んだトレーラーは23日午前0時に公園を出発。見送りに駆け付けた人からは「ありがとう」と声が上がった。日中は川崎市のふ頭で待機した後、翌24日午前0時に再び移動を開始。横浜ベイブリッジなどを経て、1時25分頃、総合車両製作所に到着した。

今後は京急OBの知識と経験を生かして整備を進め、19年秋の稼働を予定する京急グループ新本社ビルでの展示を目指す。輸送を担当した車両課の岩倉隆さんは「デハ230形は京急の歴史そのもの。全力を挙げて復元し、皆さんを驚かせたい」と意気込んでいた。
(最終更新 2017/5/24 10:16)




車両吊り上げの作業を開始(22日午前)


















出発を待つデハ230形車両(22日夜)









横浜市の総合車両製作所へ到着する前に京急本線の踏切を渡る(24日未明)







トレーラーから降ろす作業を開始(24日朝)







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