京急バス、津波警報想定した避難訓練 神奈川・葉山町

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京急グループの京浜急行バスと神奈川県葉山町は9日、運行中に津波警報が発令されたと想定した避難訓練を実施した。東日本大震災から11日で7年を迎えるのを前に、緊急時の乗客の避難誘導などの手順を確認する狙いだ。

訓練には京急バスの各営業所と葉山町から約40人が乗客役として参加。JR逗子駅から葉山へ向かう路線バスが相模湾に面した県道207号線を走行中、津波警報が発令されたと想定して始まった。

営業所からの無線が沿岸部を走るバスに乗客を避難させるよう指示。運転手は避難場所のひとつ、高台にある諏訪神社に近い清浄寺のバス停で停車して乗客を誘導した。自力での避難が困難な高齢者と車いすの乗客については、乗り合わせた人に協力を求める誘導の仕方も訓練した。

同社が津波警報発令を想定した訓練で実車を使うのは初めて。訓練後の講評で吉田実総務課長は「東日本大震災の被災地と我々の間にある津波に対する温度差は、実践で埋めていかなくてはならない」と強調した。参加者からは「急な階段をのぼる場合、車いすの乗客はおんぶして避難させてもよいのでは」「避難する際の乗客の手荷物の扱い方も決めておいたほうがいい」などの意見が出た。

杉山勲常務取締役総務部長は参加した同社社員に「きょうの訓練で乗務員目線、お客さま目線でそれぞれ感じたことを営業所に持ち帰ってほしい」と呼びかけた。杉山常務によると昨年1月、東日本大震災で津波による甚大な被害が出た岩手県陸前高田市を訪問。市長から「命を守るにはマニュアルよりも訓練を重ねることだ」とアドバイスされ、今回の訓練を企画した。

訓練でバスの運転手を務めた蒲谷茂さんは「頭で考えていることと体で覚えることはかなり違うのでいい体験をした」と振り返った。訓練中、地震発生が伝えられるタイミングがシナリオよりも相当早まるハプニングがあったが、アドリブの放送で乗り切ったという。





津波警報発令が伝えられ避難経路を再確認する



避難場所に近い清浄寺バス停で停車






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