避難児いじめの実態証言=原発事故訴訟で母親-東京地裁

時事通信社

 東京電力福島第1原発事故で首都圏に避難している福島県民らが国や東電に損害賠償を求めている集団訴訟で、原告の1人が11日、子どもが学校で受けているいじめについて東京地裁で証言し、「避難者だと知られることを怖がる気持ちが、一番大きな傷になっている」と訴えた。

 証言したのは、2人の子どもを持つ母親。2011年の原発事故後、夫を福島県内の自宅に残し、子どもと東京都内に自主避難している。

 1人は避難後に通い始めた小学校で、同級生らに「触るな」などと言われるようになり、転校を余儀なくされたという。

 もう1人が同級生から「福島の子は病気で早く死ぬ」と言われたのに、小学校の教諭は否定しなかったと主張。同級生に「今死んでも一緒だ」と階段から突き落とされたこともあったと述べた。

 進学した中学校では「避難者は貧乏だ」と決めつけられ、反発するとコンビニでの買い物やゲーム代など約1万円を払わされたという。

 この件は、地元の教育委員会がいじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たると判断し、第三者委員会が調査している。 

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