放影研理事長、被爆者に謝罪=設立70年式典で-広島

時事通信社

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放射線影響研究所の設立70周年記念式典であいさつする丹羽太貫理事長=19日午後、広島市東区

 原爆投下が与えた健康への影響などを調べている放射線影響研究所(放影研)の丹羽太貫理事長(73)は19日、前身団体の設立から70年を記念して広島市内で開いた式典であいさつした。設立当初、意に反した身体検査を行うなど、被爆者を治療ではなく調査の対象として扱ったとされることについて、「心苦しく、残念に思う」と謝罪した。

 取材に応じた丹羽理事長は「感謝と、申し訳ない気持ちを今回改めて表明した」と説明した。

 放影研前身の原爆傷害調査委員会は、放射線による健康影響を長期的に調べるため、1947年に広島市、48年に長崎市で米国により開設された。75年、日米両政府の合意で財団法人の放影研として再編された。

 式典で講演した広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の坪井直理事長(92)は、「(前身団体は)血液検査はしたが治療をしなかった」と被爆後を振り返った上で、「研究を重ね、こうしたら放射能から助かるんだと、だんだん結論が出た」と述べ、その後の放影研の活動を評価した。

 一方、式典後に取材に応じたもう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(72)は、「人権そのものを軽視していた」と設立当初の姿勢を批判し、「『謝罪する』の一言がほしかった」と話した。 

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