「沖縄にとって国難」=翁長知事が現場視察-民家から300メートル・米軍ヘリ事故

時事通信社

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米海兵隊のヘリコプター炎上事故の現場視察を終え、取材に応じる翁長雄志沖縄県知事=12日午後、沖縄県東村高江

 沖縄県東村高江で11日夕、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの事故を受け、翁長雄志知事は12日午後、事故現場を視察した。終了後、知事は記者団に「悲しい、悔しい。沖縄県にとって国難とはこのような状況」と述べた。輸送機オスプレイなどの事故が相次ぎ、沖縄では米軍機の運用に対する不信が強まっている。

 防衛省沖縄防衛局によると、事故現場は最も近い民家から約300メートル、豚舎から約100メートルの位置にある。住民生活と事故が隣り合わせとなった現状に、翁長氏は「大変厳しい状況だ」と指摘した。

 視察に同行した高江区の仲嶺久美子区長(67)は「生活圏の事故で大変驚いている。これから区民は集落でヘリを見るたび、恐怖を感じると思う」と話した。

 現場近くの米軍北部訓練場では、ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の運用が始まり、住民から事故を懸念する声が上がっていた。仲嶺区長によると、11日夜に菅義偉官房長官から「ご迷惑をお掛けした」と電話があり、区長は「集落内の米軍機飛行はやめてほしい」と求めたという。

 東村の伊集盛久村長も12日午前、現場を視察した。米軍は事故が周辺環境に与えた影響を調査した後、機体を回収する方針を示したという。ヘリが炎上したのは牧草地だが、米軍からは農作物の被害はなかったと説明を受けた。

 伊集村長は記者団に「集落上空の飛行ルートを変更し、惨事が起きないようにしてほしい」と述べた。近く在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官に飛行ルートの変更などを要請する。

 一方、沖縄県の富川盛武副知事は同日午後、県庁に外務省の川田司沖縄担当大使らを呼び、抗議。「事故や緊急着陸の頻度が高く、異常な状況だ」と非難し、実効性ある再発防止策が講じられるまで、同型機の飛行を中止するよう求めた。 

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