助成金不正受給認める=「別の開発費に使用」-スパコン会社社長・東京地検

時事通信社

 スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」による詐欺事件で、東京地検特捜部に逮捕された社長の斉藤元章容疑者(49)が調べに対し、「外注費を装って事業費用を水増しし、助成金を受け取った」と不正を認める供述をしていることが7日、関係者への取材で分かった。

 助成金について「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に採択された別の助成事業の開発資金に充てた」と話し、私的流用を否定していることも判明。一部は斉藤容疑者が関係する複数企業の増資に充てられた疑いもあり、特捜部が資金の流れを調べている。

 斉藤容疑者と元事業開発部長の鈴木大介容疑者(47)は2014年、NEDOが実施した助成事業で、研究開発に掛かった事業費用を水増しした報告書を提出。助成金約4億3100万円をだまし取った疑いが持たれている。

 関係者によると、鈴木容疑者は調べに対し、助成金の不正受給は「社長の指示だった」と供述し、容疑を認めているという。特捜部は、斉藤容疑者が不正を主導した疑いがあるとみている。

 NEDOによると、同社は10年以降、他に4件の事業で助成対象となった。うち2件で約7億円が既に支払われており、別の2件で約23億円が交付予定という。 

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