地球取り巻く水素のベール=アポロ以来、撮影に成功-立教大

時事通信社

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超小型探査機の紫外線カメラを使い、地球から約1500万キロの距離から撮影された「地球水素コロナ」。希薄な水素の大気が青色で示され、地球(中央)から約24万キロ離れた所まで広がっている(立教大提供)

 地球の周りを薄く取り巻く水素原子の大気「地球水素コロナ」の全体像の撮影に成功したと、立教大の研究チームが発表した。地球水素コロナの撮影は、1972年にアポロ16号の宇宙飛行士が月面から行って以来。広がった水素大気の観測は、太陽系外の惑星に水などの生命存在条件が整っているかを調べるのに役立つという。論文は8日付の米科学誌に掲載された。

 海や大気に含まれる水の分子は上空の紫外線で分解され、水素原子の形で徐々に宇宙空間へと広がっている。どこまで、どういう形で広がるかなどの全体像は、地球から離れた所からでないと撮影できず、これまでほとんど例がなかった。

 立教大の亀田真吾准教授らは、2014年12月に小惑星探査機「はやぶさ2」と一緒に打ち上げられた小型探査機「プロキオン」に、水素原子を検出できる紫外線カメラを搭載。地球から約1500万キロ離れた所から、地球水素コロナを撮影した。

 その結果、地球から約24万キロ先まで水素が到達しているのを確認。これまでは磁気圏の影響でいびつな形をしていると考えられてきたが、実際の水素コロナは、ほぼ球形に広がっていることも分かった。 

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