第10次再審請求も認めず=名張毒ぶどう酒、奥西元死刑囚-名古屋高裁

時事通信社

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名張毒ぶどう酒事件で、再審請求が棄却されたことを伝える弁護士ら=8日午前、名古屋市中区の名古屋高等裁判所前

 三重県名張市で1961年に女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件で、殺人罪などで死刑が確定し、2015年に89歳で病死した奥西勝・元死刑囚の第10次再審請求について、名古屋高裁(山口裕之裁判長)は8日、「新証拠は無罪を言い渡すべき明らかな証拠に当たらない」として、再審請求を棄却する決定をした。

 奥西元死刑囚が15年10月に収容先の八王子医療刑務所(東京)で死亡。同高裁が第9次再審請求を打ち切ったため、妹の岡美代子さん(88)が翌11月に申し立てていた。

 鈴木泉弁護団長は「事実調べをせずに新証拠の明白性を否定し極めて不当」と述べ、異議申し立てを行う方針を示した。 

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