中日記者、県警発表漏えい=逮捕の元組員に-愛知

時事通信社

 中日新聞社(名古屋市)で愛知県警を担当していた30代の男性記者が、元暴力団組員に県警の報道発表資料を流していたことが17日、分かった。同社は男性記者を厳重注意の上、担当から外し、「処分を含め厳正に対処する」としている。

 同社などによると、男性記者は約2年前に元組員の男と取材で知り合った。その後連絡を取り合う中で、県警が記者クラブ加盟社に配布した暴力団事件などの報道発表資料を撮影し、LINE(ライン)で複数回、元組員に送ったという。資料には容疑者の名前や住所などの記載があった。

 県警は4月3日、名古屋市内の喫茶店でプロ野球中日の私設応援団長らに辞任を迫ったとして、強要容疑で元組員を逮捕。男性記者は元組員に呼ばれて店内にいたが、事件とは認識していなかったという。記者は翌4日、同社に経緯を申し出た。

 同社によると、男性記者は関係維持のため以前から県警の事件の情報を元組員に提供していたが、便宜を図る意図はなかったという。

 寺本政司編集局次長の話 取材で得た情報を報道以外の目的に使うことは記者倫理に反する行為。再発防止に向け、社員教育を徹底する。 

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