米国務長官、NATO欠席へ 4月に訪ロ=政府筋

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3月21日、ティラーソン米国務長官は、4月6―7日とみられる米中首脳会談に同席するため、同5―6日の北大西洋条約機構(NATO)外相理事会への出席を見合わせる予定だ。写真は16日訪日時のティラーソン米国務長官。代表撮影(2017年/ロイター)

[ワシントン 20日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は、4月6―7日とみられる米中首脳会談に同席するため、同5―6日の北大西洋条約機構(NATO)外相理事会への出席を見合わせる予定だ。4人の米政府筋が20日に明らかにした。長官は4月にロシア訪問も控えているといい、NATOよりもロシアとの関係を優先したと受け止められる可能性がある。

トランプ大統領はロシアのプーチン大統領を尊敬しているとたびたび話している。国務長官はエクソンモービル会長としてロシア政府と長年仕事をしており、米企業に悪影響を及ぼすとして対ロ制裁に疑問を呈したことがある。

元米国政府筋2人は、国務長官のロシア訪問とNATO外相理事会の欠席は、トランプ大統領が大国との取引を重視し、安全保障面で米国に依存している規模の小さい国々を後回しにしているとの認識を与える危険性があると指摘した。

国務省報道官は、22日にワシントンで開かれる過激派組織「イスラム国(IS)」掃討に関する協議でティラーソン長官が米国以外のNATO加盟27カ国のうちクロアチアを除く26カ国の外相と顔を合わせると明らかにした。NATOに焦点を当てた別会合は開かないとした。

報道官はその上で「これらの協議を経て、ティラーソン長官は4月にイタリアで開かれる主要7カ国(G7)外相会合に出席し、その後ロシアを訪問する」とし、NATO外相理事会にはシャノン国務次官が出席すると述べた。

米下院外交委員会メンバーのエンゲル下院議員(民主党)は国務長官のNATO外相理事会欠席について、「米国にとって最も重要な同盟関係への信頼を揺るがす大きな間違いを犯している」と批判し、「米政権とロシアのプーチン大統領との関係を巡る懸念を増幅させる」と指摘した。

NATOの元外交筋らによると、ティラーソン氏が米中首脳会談に同席できるよう、NATOは外相理事会の日程変更を提案したが、国務省は申し出を断ったという。

*内容を追加します。

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