革新機構が資源リサイクルのスズトクに出資、「静脈産業」再編後押し

ロイター

[東京 12日 ロイター] - 産業革新機構は12日、資源リサイクルのスズトクホールディングス(東京都千代田区)が実施する第三者割当増資を引き受け、32億3000万円を上限に出資すると発表した。スズトクHDを軸に過当競争に陥っている廃棄物の処理、再資源化を手掛ける「静脈産業」の再編を促し、競争力を向上させるのが狙い。

会見した志賀俊之会長は静脈産業について「1万社を超える会社があり、それぞれが一気通貫に仕事を引き受ける規模になっていない。産業革新機構が資金を入れることで、業界再編を促したい」と意欲を示した。

スズトクHDは調達資金を静脈産業の再編・統合を目的とした企業買収などに充てる。同社の2017年6月期の売上高は338億円。買収や資本提携を進めることで、廃棄物を一気通貫で処理する企業群を形成、海外では存在する「静脈メジャー」をめざす。スズトクHDの松岡直人社長は「3年ほどで(売上高)数千億円のグループにしていきたい」と抱負を語った。

スズトクHDは11月1日付で社名を「リバーホールディングス」に変更。業界再編を目的に買収した企業はこの下にぶら下げる形にする。グループの鈴木孝雄CEO(最高経営責任者)は「革新機構が入ってくることで、われわれが支配するということではないイメージがはっきりする。共同経営という認識だ」と述べ、広く参加を呼び掛けた。

(志田義寧)

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