マネーストックM3、9月は3.4%増 流動性シフトの巻き戻しが一服

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10月13日、日銀が発表した9月のマネーストック統計によると、指標となるM3の月中平均残高は1305.9兆円となり、前年比で3.4%増加した。伸び率は前月から横ばいだった。写真は都内で6月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 13日 ロイター] - 日銀が13日に発表した9月のマネーストック統計によると、指標となるM3の月中平均残高は1305.9兆円となり、前年比で3.4%増加した。伸び率は前月から横ばいだった。マイナス金利政策の導入後に進行した定期性預金から流動性の高い普通預金などへの資金シフトの巻き戻しに、一服感もみられる。

M3の内訳を見ると、定期預金など準通貨が同1.2%減と減少幅は前月から横ばい。普通預金など預金通貨は同8.0%増と前月の同7.9%増から伸びが小幅拡大した。

2016年1月のマイナス金利政策の導入後に定期預金金利の低下に伴って、普通預金など流動性の高い預金への預け替えが進行。その後の金利の下げ止まりとともに、今年入って流動性シフトの巻き戻しが続いていたが、9月はその傾向が一服した。

幅広い金融資産を含めた広義流動性は同3.8%増となり、11カ月連続でプラス幅が拡大。2015年10月の同3.8%増以来の高水準となった。伸び拡大に寄与したのは、金銭の信託や外債など。

金銭の信託は同7.1%増と2016年2月の同7.7%増以来の高い伸び。円安を背景に外債は同15.8%増と2015年1月の17.3%増以来の高水準となった。引き続き国債の減少幅縮小も広義流動性の拡大に寄与している。

一方、投資信託は同1.0%減となり、2013年2月の同1.6%減以来の大きな減少幅となった。

M3からゆうちょ銀行などを除いたM2は同4.1%増と前月の同4.0%増から伸びが小幅拡大した。

(伊藤純夫)

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