IEA、今年の石油需要予想を引き下げ 原油相場高受け

ロイター

[ロンドン 16日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は16日、世界の石油需要が今年、日量140万バレル増加するとの見通しを示し、これまでの同150万ドルから予想を引き下げた。

原油価格が上昇しているほか、主な石油輸入国で消費者向けの燃料費補助が削減されていると指摘した。

原油相場<LCOc1>は1年前の水準から51%上昇しており、IEAは「これほどの大幅な上昇が需要の伸びに影響しなければ驚きだ」とし「ここ数年、複数の新興国で最終消費者向けの補助金が削られたり撤廃されている状況ではなおさらだ」と分析した。

経済協力開発機構(OECD)の石油在庫は5年間の平均を100万バレル下回った。

イランに対する米経済制裁の影響については「どうなるか予想するのはまだ早い」とし、イランの輸出が落ち込んだ場合に他の国が補うかどうか見極める必要があると指摘した。

IEAは今年の石油輸出国機構(OPEC)産原油の需要は平均で日量3225万バレルと予想した。4月のOPECの生産量は3212万バレルだった。

4月の世界全体の供給量は主にOPEC非加盟国の生産が増えたため、前年同月比で日量178万バレル増の同9800万バレルとなった。

非加盟国の産油量は日量210万バレル増の同5940万バレル。過去最高水準となった米国の生産が寄与した。

今年の非OPEC加盟国の産油量は187万バレル増加すると予想し、これまでの180万バレル増から引き上げた。

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