電気自動車、いよいよ本格普及の気配!? 家に必要な機器&コストは?

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先日、電気自動車(EV)のベンチャー「テスラ・モーターズ」が、パナソニックと共同出資した新電池工場「ギガファクトリー」の開所式を行いました。これにより、2017年に発売予定のテスラの新型セダン「モデル3」の価格が従来モデルの半額以下に抑えられるそう。これまでは割高感のあった電気自動車のコストダウン化で、今後は普及が促進されるかもしれません。そこで、これからEVを購入する際に知っておきたい“戸建てに必要な充電機器”と、その設置に必要なコストについて紹介します。
EV専用コンセントの設置工事費は約10万円

お話を聞いたのは、2010年6月よりEV向けの充電器をリリースした、パナソニック株式会社エコソリューションズ社パワー機器ビジネスユニットの池内順子さん。どうやらEVの充電機器はとてもシンプルなようです。

「一戸建て住宅での充電で必要なのは、最もシンプルな場合EV専用の『コンセント』と車に搭載されている『充電ケーブル』の2つです。EVの充電は、ほかの電化製品に比べて多くの電気が長時間流れるため、専用のコンセントが開発され規格化されました」(パナソニック、池内さん)

では、具体的にどのような製品があるのでしょうか?

「住宅向けで一番安価なものはEVコンセントで4000円程度から販売されています。高価なもので、ケーブル付きスタンドタイプのもので25万円ほどになります。ちなみに、充電方法は通常、車に搭載されているケーブルを使用し、毎回コンセント側と車側に差し込むかたちになります」

ちなみに、充電が終わるとそのケーブルを車のトランクに収納するのが一般的とのこと。

「ただ、毎日の作業になるので、ケーブルの出し入れを面倒に感じる場合があります。そのときは、ケーブルが充電器に搭載されているケーブル付きの充電器がおすすめ。ガソリンスタンドのように、コネクタを車に差し込むだけで充電できて便利です」

コンセントの設置は配線の電気工事を要する模様。こちらは、設置場所の環境により工事費はまちまちですが、壁に充電用コンセントを取り付けるといった標準的な工事の場合、大体10万円程度が相場なんだとか。そのため、最近は新居を建てるときにEV用コンセントをあらかじめ取り付けておく家庭もあるそう。

【画像1】EV車の充電機は大きく分けると、「スタンド型(ケーブルなし・あり)」、「壁設置タイプ(ケーブルなし・あり)」の4タイプ(画像提供/パナソニック)

【画像1】EV車の充電機は大きく分けると、「スタンド型(ケーブルなし・あり)」、「壁設置タイプ(ケーブルなし・あり)」の4タイプ(画像提供/パナソニック)

ガソリン車とどっちがお得? 気になる電気代は…

また、EVの充電にはそれなりの電力量も必要になります。

「EVにもさまざまなタイプがあり一概にはいえませんが、多くの場合EV1台に対して3.2 kw 程度必要だといわれています。お住まいの住宅で、ほかの電気と重なって電力量がオーバーしてしまう場合は、ワット数を上げるための契約・工事が必要になるケースもあります」

ちなみに、EVにはタイマー機能がついている車種もあり、充電時間をコントロールすることも可能。仮にケーブルをつないでおいても、夜23時から朝7時までの深夜電力料金適応時間内でしか充電しないよう、制御できるそう。

【画像2】自宅でも手軽に充電できるEVは、工夫次第で電気代を抑えることもできる(画像提供/パナソニック)

【画像2】自宅でも手軽に充電できるEVは、工夫次第で電気代を抑えることもできる(画像提供/パナソニック)

なお、気になる電気代ですが、EVの車種によって異なるものの、ガソリン代よりも費用を抑えることができるようです。

「例えば、日産自動車の『LEAF』(30kWhタイプ)の場合、フル充電で1回約630円(21円/kWh計算)です。これで約280km走行することができます(※)。これはガソリン車のガソリン代と比べると、相当安価になります」
(※)JC08モード、カタログ値

ちなみに、太陽光発電を取り入れている住宅の場合、発電分で充電を行えば電気代はゼロ円。工事費用など初期投資は必要ですが、燃料費用のことだけを考えると長い目で見ればおトクになりそうです。EVの購入を検討中の方は、ぜひ充電まわりのこともセットで考えてみてくださいね。

●取材協力
・パナソニック

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