紫外線が気になる季節。家具や床の日焼けはどう防ぐ?専門家に聞いてみた

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日差しも強くなり、本格的な夏が目前に迫っている。この時期になると、紫外線予防のために日焼け止めを塗り始める人は多いのでは? しかし、日焼けをするのは人間だけではなく、家具や床も同様。そこで、部屋のコーディネートなどを行う、町田ひろ子アカデミー 青山スタイルのインテリアコーディネーター・佐村ふみさんに話を聞いた。
木製品だけじゃない! プラスチックや布も日焼けのダメージあり

そもそも家具や床が日焼けすると、どのような影響があるのだろうか?

「日焼け=木製品というイメージがあるかもしれませんが、実はプラスチック製品でも布製品でも、同様に日焼けします。最も目立つ影響は“色あせ”ですね。さらに、木製品なら表面が割れたり、ささくれだったりすることもあります。また、ガーデン用のテーブルセットや洗濯ばさみなどを例にすると分かりやすいと思いますが、長い時間紫外線にさらされたプラスチック製品はもろくなりやすくなります」(佐村さん、以下同)

フローリングなどの木製品には加工してあるものが多いが、最近では、むく材など“素材をそのまま活かした”材料にこだわる人も多い。無加工のものほど環境の影響を受けやすいそうなので、要注意だ。

日焼けを防ぐには、窓まわりの見直しから!

では、家具や床を日焼けから防ぐ方法はあるのだろうか? 念のため聞いてみたところ、「基本的には、焼けるものだと認識するのが一番ですが、日差しを遮る=紫外線を遮ることが有効な対策になります」と、佐村さん。

「紫外線を防ぐためには、窓まわりの見直しが大切です。最近では、遮光カーテンやUVカットといった日焼けを防いでくれる機能が備わったカーテンもたくさんあります。きちんとレースを取り付け二重カーテンにし、窓を開けるときでもレースカーテンは閉めたままにするだけでも、ある程度は紫外線を予防できますよ」

カーテンではなくブラインド派の人の場合、自分で取り入れる光を調整できる特徴を活かして、羽を上に向けることも家具や床へのダメージを軽減する方法のひとつ。

また、佐村さんは窓自体にUVカットフィルムを貼り付けることもオススメする。ちなみにこれは、ホームセンターでも購入可能で、業者に頼まなくても自分でできるそう。UVカット率が高ければ高いほど値段も高くなるそうだが、安いものでも貼らないよりは紫外線のダメージを軽減できるだろう。

すだれやグリーンカーテンで、部屋の外から対策

先述のような窓際の対策以外にも、バルコニーや庭でできる対策もあるという。

「窓の外、つまり賃貸ならバルコニー、一戸建てなら庭にすだれなどをかけるのもいいと思います。これからの季節には、グリーンカーテンもいいかもしれませんね。紫外線をブロックしてくれるだけでなく、室内の温度上昇を穏やかにしてくれる効果も期待できますよ。賃貸・一戸建てどちらでもすぐにできるのも、この手法のいいところです」

また、太陽の角度や日照時間、紫外線量などは季節によって異なるもの。多少値がはるものの、可動式のひさしを活用するというのも有効とのこと。カーテンやUVカットフィルムとあわせて“外側での対策”をすることで、より高い予防効果が期待できる。

ワックスやUVカットスプレーなど、家具自体にできる対策は?

カーテンやUVカットフィルムなど、窓まわりの対策を聞いてきたが、家具そのものに施せる対策はないものだろうか? 佐村さんは、「簡単だけど、あまりやられていないものでいえば、窓際に家具を置かないことと、家具のレイアウトを定期的に変えること」と話す。

「多くの人は、一度家具のレイアウトを決めてしまったら、何年もそのままで生活しますよね。しかし、家具が固定される期間が長くなればなるほど、日が当たる場所とそうでない場所の差が大きくなって、色むらが目立ちやすくなるんです。特に畳は日焼けが目立ちやすく、緑のイグサが黄色っぽくなってしまいます。畳の上にカーペットを敷くのもひとつの手段ですが、今度はそこにダニが湧くなどの弊害もあるので、やはり窓まわりの改善とあわせて、これらの対策をするのがいいと思いますよ」

また佐村さんは、下手に自分で何かしようとするのも、あまりオススメしていない。

「フローリングや木製品には、ワックスを塗ったり、UVカットスプレーを吹きかけたり、対策がないわけではありません。しかしワックスやコーティング剤と、家具や床の素材との相性もあるので、プロに相談してお任せするほうがいいと思います。特にフローリングの場合、ワックスやコーティング剤の種類によっては、本来もつ風合いが変わってしまうこともあるので、ご自身でもどのような仕上がりになるのかをよく確認してから使うことをオススメします」

初めからUVカット塗装を施した家具も販売されているそうだが、まだまだ数は少ないそう。反対に、むしろ日焼けなどの経年変化を楽しむコツはないものか聞いたところ、「チェリー材やウォールナット材は経年変化を楽しみやすい素材です」とのこと。

木製品の場合、色あせは魅力のひとつでもあるのだが、特にお気に入りの家具なら、できれば購入時と変わらぬまま長く付き合っていきたいもの。今年の夏は自分のお肌だけでなく、家具の日焼け対策もやってみてはいかが?

●取材協力
・町田ひろ子アカデミー 青山スタイル 佐村ふみ

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