「天下一品」ラーメン、ゴキブリ混入店舗が閉店 休業から1か月、営業再開方針を一転

J-CASTニュース

   ラーメンチェーン「天下一品」の京都市内にある、ゴキブリ混入事案を受けて休業していた「新京極三条店」とフランチャイズ系列店の「河原町三条店」が2025年10月1日までに閉店した。天下一品を展開する天一食品商事(滋賀県大津市)が取材に対して明らかにした。

「こってりラーメン」に約1センチのゴキブリ

   新京極三条店をめぐっては、8月24日に提供した「こってりラーメン」に約1センチ程度のゴキブリが混入したことを、天一食品商事の担当者がJ-CASTニュースの取材に明かしていた。購入者に対しては店舗と本部が謝罪し、返金も申し出たが辞退されたという。先の2店舗は9月2日から営業停止し、8日に公式サイトで害虫混入のお詫びが発表された。

   当時、担当者は「(ゴキブリ混入の)考えられる可能性を全てクリアにしてから営業再開を考えております」と答え、営業再開時期は未定としていた。一方でXでは9月下旬ごろから、新京極三条店と河原町三条店の看板が撤去されたとの情報が広がり、閉店した可能性が疑われた。

   天一食品商事の担当者は10月1日にJ-CASTニュースの取材へ応じ、新京極三条店と河原町三条店が閉店したことは「事実です」としながら、具体的な閉店日は「お答えできない」とした。閉店理由、本部の判断か、についても回答は得られなかった。

   担当者によると、先のゴキブリ混入事案を受けて京都市保健所の調査が行われ、新京極三条店のほかに7店舗でネズミや害虫の駆除作業の実施記録が確認できず、保健所が店側を文書で指導した。食品衛生法の基準では実施記録を1年間保存することが定められている。現在、指導対象店でも保存を継続しているか尋ねると「もちろんでございます」とした。

記事提供元:タビリス