住信SBIネット銀行、9月25日で「上場廃止」 NTTドコモの子会社化→「より一層の企業価値の向上」目指す

J-CASTニュース

   インターネット専業銀行「住信SBIネット銀行」(東京都港区)が2025年9月24日、同25日をもって上場廃止になると公式サイトで発表した。

「引き続き変わらぬご理解とご支援を...」

   同行をめぐっては、5~7月にかけてNTTドコモ(東京都千代田区)による普通株式の公開買付け(TOB)が行われ、ドコモは議決権ベースで24.72%を保有、連結子会社化していた。8月28日開催の臨時株主総会で株式併合に関する議案が原案通り承認されたことで、9月24日まで東京証券取引所から「整理銘柄」に指定された後、25日をもって上場廃止になると予告されていた。

   上場廃止前日に、住信SBIネット銀行は公式サイトで「当社株式の上場廃止に関するお知らせ」を公開。改めて経緯を説明したうえで上場廃止を発表し、下記のようにもコメントした。

「このたび、株式会社NTTドコモの連結子会社になることを機に、ドコモグループが有する顧客基盤をはじめとする多様な経営資産を活用し、通信と金融の融合による革新的なサービスの提供を通じてさらなる企業成長を図るとともに、豊かさが循環する社会の実現に向けて取り組んでまいります。

上場以来、株主の皆さまをはじめ、関係者の皆さまには、当社の経営にご理解と温かいご支援を賜りましたことを心より深く感謝申し上げます。今後も、より一層の企業価値の向上に努めてまいる所存でございますので、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」

   発表を受けてXでは、「マジか!」「まさかの上場廃止 ドコモの傘下に入るの知らなかった」「子会社になったから、こうなるのか。びっくりした」といった声が広がっている。

   上場廃止後は、同社株式を東京証券取引所スタンダード市場で取引することはできない。

記事提供元:タビリス