ジョルダン社員のスペシャル座談会① 「僕らの“鉄道愛”と移動の裏ワザ教えます」

ジョルダンニュース編集部

運用部・安田正治
CS推進グループ・橋浦孟志
システム開発グループ2・松本隆志

“旅先の一瞬を切り取る”がテーマ


―――まだまだ出口の見えないコロナ禍ですが、3年目にしてようやく行動制限が取り払われ人々の旅行熱が急激に高まっています。そこでジョルダンニュース編集部では、この機会に当社きっての“鉄道愛“社員3人による座談会を4回にわたってお届けします。みなさんの鉄道遍歴、旅に寄せる思いや醍醐味、移動の裏ワザに至るまで語り尽くしていただきましょう。さっそく橋浦さんからお願いします。

橋浦 鉄道趣味の基軸は「乗り」と「撮り」。JR線はほぼ乗り尽くしたので、いまは私鉄線を含めた“全線コンプリート”を目指しています。“旅先の一瞬を切り取る”が僕のテーマで一眼レフといっしょに旅をしています。

撮影:橋浦孟志

―――“鉄道愛”ならではの表現、さすがです。続いて安田さん、いかがですか。

安田 子どものころから鉄道好き。高校、大学時代は日本の端を目指して「青春18きっぷ」で宗谷岬、さらにフェリーにも乗って与那国島に行きました。入社後の20代は関西や中京圏の鉄道を巡って複雑に張り巡らされた各路線の走破に努めました。30代以降はおもに路線バスを含む公共交通機関を使って秘湯巡りをしています。年齢を経るにつれ、鉄道そのものより、旅全般に興味が向いてきました。

―――松本さんの“鉄道愛”も年季が入っているんでしょうね。

松本 物心がついたころからです(笑)。鉄道の特徴である「大量輸送」を感じられる都心部の路線が特に好きですね。「乗り」「撮り」に加えて私が関心あるのは「音」と「設備」。子どものころからマニア向けの月刊誌『鉄道ファン』の車両諸元表(その車両の主な性能をまとめた仕様書=スペック表)を読んできましたし、コミックマーケットの“鉄道島”からニッチな同人誌を買い漁ってきました。「音」でいうと、東急8500系のような直流モーターの爆音が好きですし、東京メトロの16000系や17000系のPMSM(永久磁石同期電動機)という最新技術が使われた特殊な走行音も大好きです。

撮影:橋浦孟志

時間の有効活用のために夜行バスで現地へ


―――みなさん筋金入りですね。いまは仕事で忙しい中、どんな旅をしていますか。橋浦さんは毎回テーマを決めているようですね。

橋浦 月に1回以上はどこかに行くようにし、プランを組んでいます。1泊2日の週末旅行では時間が限られるので「〇〇市に行こう」「〇〇線に乗ろう」などと単一のテーマでまとめます。有給休暇を1日加えて2泊3日にできれば旅のボリュームはぐーんとアップします。テーマの達成が主目的ですから交通手段はできるだけ安く上げたい。シーズン中なら「青春18きっぷ」も使いますし、JR北海道・東北エリアを周遊するなら「北海道・東日本パス」が7日間有効でさらにおトクです。

撮影:橋浦孟志

―――旅のウンチクの一端が出はじめました。

安田 時間を最大限有効に使いたいので、お金の節約を兼ねて「夜行バスで現地、または現地近くまで進んでおく」、一方、お金はかかりますが「早朝の新幹線やLCCを使う」などもします。都心から3~4時間程度の温泉宿でまったりするのが目的なら、昼前出発でもチェックイン開始ごろに着けますから。1日しか休みが取れないときに、日曜夜に熱海の温泉に泊まり、月曜朝に新幹線でテレワークしながら帰ってきたこともあります。

撮影:橋浦孟志

―――いろいろ工夫されていますね。

松本 いまはまとまった時間を作るのが難しいので数か月に1度ほどしか行けていません。本当に悔しいです。遠方に出たいときは安田さんと同じように夜行バスで早朝に現地到着し、帰れるギリギリの時間まで滞在するといった旅程になっています。移動を少しでも快適にするためにグリーン車を使うこともあります。旅の目的を1つか2つに絞り、移動中に面白そうな場所の情報を仕入れるようにしています。

―――さあ、初回から“鉄道愛”あふれる座談会になりました。これからどんな話が出てくるのか。次回以降にご期待ください。

(ジョルダンニュース編集部)
記事提供元:タビリス