就活のWebテスト、監視の甘い企業に60%以上が不信感

PR TIMES

70%以上が「企業側にも責任がある」と回答  ーー3人に1人が内定承諾時の判断材料に

ビジネス資格・検定試験を主催する株式会社サーティファイ(東京都中央区、代表取締役:瀧澤茂、以下「サーティファイ」)は、不正行為が蔓延する「オンライン就職活動」についての追加調査を行いましたので調査結果を公開します。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/74/71304-74-aef01de5fa1f0aa66eca8e7b4e9b5cee-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『就活Webテストの不正蔓延』が企業に与える影響の実態調査

【調査の背景】
前回の調査では、就職活動時のオンライン試験(以下「Webテスト」)において、学生の45%が生成AIの利用など、何らかの不正行為を実行し、そのうち60%以上が内定を獲得しているという衝撃的な実態が明らかになりました。この結果は、不正行為が蔓延している中、企業側の対策が不十分である現状を浮き彫りにしています。
一方で、このように生成AIの利用や解答集の入手が容易になり、カンニングの手口が広く知られている状況下でも、約半数の学生が不正を行わず、正々堂々と試験に臨んでいることも注目すべき事実です。そこでサーティファイでは、不正行為を行わず試験に臨んだ学生(2024年卒業~2026年卒業予定のWebテスト受験者のうち「不正を行わなかった」と回答した268名)に対して、その後の就職活動や企業への印象について影響を把握するため追加調査を実施しました。

※前回の調査結果:就活のWebテスト、45%が不正実行――生成AI悪用も横行
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000071304.html

【調査サマリー】
・蔓延する不正について73.5%が「企業側にも責任がある」と回答
・監視の甘い企業に対して62.3%が不信感を持ったと回答
・3人に1人が監視の甘さは内定承諾時のマイナスになると回答

■調査名称:『就活Webテストの不正蔓延』 が企業に与える影響の実態調査
■調査期間:2024年10月23日~10月28日
■調査方法:インターネットリサーチ  
■調査対象:就職活動のWebテストで不正をしなかった応募者(2024年卒業~2026年卒業予定) 
■有効回答:268名

【調査結果】

調査結果1.  不正行為の責任が企業側にもあるとの認識が73.5%
70%以上が企業側にも責任があると回答し、そのうち「双方に責任があるが企業側が大きい」と「全ての責任は企業側にある」という回答だけで20%以上にのぼります。この結果は、オンライン試験における不正行為が学生個人だけの問題ではなく、企業側の監視の甘さに課題があると認識されていることを示しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/74/71304-74-ef18643790c3b1dd87911be7c414ab31-2415x1182.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Webテストで不正が蔓延している責任は誰にありますか?

調査結果2.  62.3%が監視の甘さに不信感、28%が志望度低下を明言
全体の62.3%が監視の甘い企業に対して何らかの不信感を抱いたことが明らかになりました。
特に、21.7%が志望度を下げ、6.3%が選考辞退を検討するほどの不信感を抱いている点は、企業にとって重要な課題です。監視の甘さがもたらす採用活動への悪影響が懸念されます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/74/71304-74-d6844edccc33d4dacf9e417e72b6af10-2402x1297.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Webテストの監視の甘さはその企業に対する志望度や不信感に影響しましたか

調査結果3. 口コミで不信感が拡散、30%以上が具体的行動に
調査では、30%以上の回答者が不信感を抱いた結果、具体的な行動に移していることが判明しました。これは企業の採用活動やブランド価値に直接影響を及ぼすリスクを示しています。特に、SNSや口コミを通じて不信感が拡散することで、企業の信頼性が長期的に損なわれるリスクがあります。
※2026年卒業予定者については調査時点での人数であるため、これから内定出しが本格化することで「内定をもらったが辞退した」人数は増加する可能性があります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/74/71304-74-5a03e40b2ecb396fdf33c1eba6bd12c7-2367x1171.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]監視が甘い企業に対してどのような行動の変化がありましたか?

調査結果4. 「監視が甘い企業」に6割近くがネガティブなイメージ
調査によると、6割近くの回答者がWebテストの監視が甘い企業に対してネガティブなイメージを抱いていることが判明しました。特に「不正に対する態度が緩い企業」(26.9%)が最も多く、「評価が不公平な企業」(24.3%)や「危機管理が甘い企業」(21.3%)がそれに続きました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/74/71304-74-0d4ddb76a9cea665e4a4a4341fac1ac1-2398x1100.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]監視が甘い企業にどのようなイメージを持ちましたか?

調査結果5. 3人に1人が「監視体制の甘さ」が内定承諾に影響
32%の回答者がWEBテストの監視が甘いことが内定承諾先の選定時にマイナスになると答え、Webテストの監視体制が候補者にとって一定の判断材料となっていることが明らかになりました。
この結果は、Webテストの監視体制を強化することで、候補者からの信頼を高め、最終的に内定承諾率の向上に繋がる可能性を示しています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/74/71304-74-882c967e307b0d642e26cb3ef623f347-2398x1327.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]監視が甘かったことは内定承諾先の決定に影響しますか?

【総評】
本調査では、不正行為を行わずWebテストに臨んだ学生の視点から、企業の監視体制の課題が浮き彫りになりました。70%以上が企業側にも責任があると回答し、監視の甘さが不信感や志望度低下、内定承諾率に直接的な影響を与えていることが明らかになりました。
企業は採用プロセスの透明性と公正性を強化し、不正防止に向けた取り組みを進めることで、信頼性の向上と優秀な人材確保に繋げることが求められます。

【会社概要】
社名   :株式会社サーティファイ
事業概要 :ビジネス能力・技能に関する認定試験の開発・主催、
      実施主催試験に対応した対策問題集の開発・販売、
      試験システムの開発・提供
設立   :2001年6月
所在地  :東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
代表者  :代表取締役 瀧澤 茂
URL   :https://sikaku.gr.jp/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
記事提供元:タビリス