クラウドエース調査、国内ゲーム開発企業の 77% が生成 AI を活用

PR TIMES

―クラウド選定では性能・コストにくわえ、データ分析や AI 連携など将来性を見据えた視点も明らかに―

クラウドエース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青木 誠)は、国内のゲーム開発企業に所属するエンジニア 102 名を対象に、「ゲーム開発企業のクラウドインフラ選定および生成AI活用に関する実態調査」を実施しました。本調査により、ゲーム開発の現場におけるクラウド サービスの利用実態や技術課題、そして急速に普及する生成 AI の活用状況が明らかになりました。

調査結果サマリー
- クラウド利用は AWS (50%)、Google Cloud (46%)、Azure (40%)がトップ 3 を占め、マルチクラウドが主流に。
- 開発現場の 3 大技術課題は「トラフィック急増への対応」「大規模データ分析」「コスト最適化」。
- 77% の企業が生成 AI を「利用している」と回答。開発プロセスの変革が加速。

調査概要
本調査は、複雑化・グローバル化するゲーム開発市場において、インフラ技術の選定がビジネスの成否に与える影響が大きくなっている社会的背景を受け、開発現場の実態を明らかにすることを目的としています。
調査回答者の属性
本調査の有効回答者数は 102 名です。回答者は主に、関東地方に在住する 40 代から 50 代の経験豊富な技術系の会社員であり、長年の実務経験と技術的知見に基づき、実績や費用対効果、運用安定性を重視する傾向が強い層と考えられます。
- 性別: 男性が 85.3%、女性が 14.7%でした 。
- 年齢層: 40 代が 41.2% と最も多く、次いで 50 代が 30.4% と、両者で全体の 7 割以上を占めています 。
- 職業: 「会社員(技術系)」が 96.1% と圧倒的多数を占めました 。
- 居住地域: 関東地方が 68.6% と最も多く、日本のゲーム開発企業の多くが首都圏に集中している現状を反映していると考えられます 。

主な調査結果とインサイト
1. 三大クラウドが 4 割超で拮抗。マルチ クラウドを前提としたインフラ選定が明らかに
現在利用しているクラウド サービスとして、AWS (50.0%)、Google Cloud (46.1%)、Microsoft Azure (40.2%)が上位を占め、3 社いずれも 4 割を超える企業で利用されていることがわかりました。特定のサービスに集中するのではなく、複数のクラウドを適材適所で利用するマルチ クラウドが主流になっている実態がうかがえます。 中でも、大規模データ分析基盤やコンテナ技術に強みを持つ Google Cloud が AWS や Azure と遜色ない高い利用率となっている点から、ゲーム業界のインフラ選定が、単なるサーバー リソースの調達だけでなく、データ活用や開発効率化といった将来性を見据えた視点で行われていることが示唆されます。

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2. 開発現場の技術課題が、クラウド選定の理由を裏付ける
ゲーム開発における技術課題として、「急激なトラフィック増加への対応」(47.3%)、「大規模データの効率的な処理と分析」(34.1%)が上位に。これは、ユーザーの行動分析やゲームバランスの調整、イベント時の負荷対策といったゲーム開発特有の課題であり、これらを解決できる強力なデータ分析基盤(BigQuery など)や、柔軟なコンテナ管理(Google Kubernetes Engine など)を提供するプラットフォームが高く評価される理由と考えられます。
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3. 開発者の 77% が生成 AI を活用。開発プロセスに大きな変化
生成 AI ツールを「利用している」と回答した開発者は 77% に達し、AI がゲーム開発の現場に驚異的なスピードで浸透していることが明らかになりました。
主な活用場面としては、「コード生成・プログラミング支援」(51.9%)が最も多く、次いで「キャラクターやシナリオの構想・アイデア出し」(41.6%)であり、単なる作業効率化だけでなく、クリエイティブな領域においても AI が重要な役割を担いはじめていることが示唆されます。
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4. 生成 AI 活用の障壁は「品質」と「ガバナンス」
一方で、生成 AI の活用における課題として、「生成結果の精度や品質の不安定さ」(51.9%)がトップに挙げられました。また、「社内ルールやガイドラインの未整備」と「セキュリティやプライバシーへの懸念」が共に 41.6% で続き、技術的な課題と同時に、企業としてのガバナンス体制の構築が急務であることがうかがえます。
自由回答では著作権や IP(知的財産)への懸念も多くみられ、企業が安心して AI を活用するためには、信頼性の高い AI プラットフォームとそれを支えるインフラが不可欠であることがわかります。
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調査実施概要
調査名:ゲーム開発企業のクラウドインフラ選定および生成AI活用に関する実態調査
調査対象:ゲーム開発企業に所属するエンジニア
サンプル数:102
調査期間:2025 年 6 月 6 日~2025 年 6 月 9 日
調査方法:IDEATECH が提供するリサーチ PR「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査

クラウドエース株式会社について
クラウドエースは Google Cloud の日本トップクラスの実績をもち、海外にも複数の拠点をもつシステム インテグレーターです。クラウドの導入設計や運用・保守、システム開発、生成 AI 活用までをワンストップで提供いたします。 Google Cloud 認定トレーナーが多数所属しており、高い技術力とサービス品質で、Google Cloud プレミア パートナーとマネージドサービスプロバイダ、Google Maps Platform のパートナーにも認定されています。製造、小売、情報通信、ゲームなどあらゆる業界において 1,000 社を超える顧客をサポートしてきた知見を活かし、ビジネスの成功に直結するクラウド活用を提案いたします。
ウェブサイト:https://www.cloud-ace.jp/

※ Google、Google Cloud、Google Kubernetes Engine、BigQuery は Google LLC の商標です。
※ AWS は、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
※ Microsoft Azure、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※Oracle Cloud Infrastructure は、Oracle Corporation およびその関連会社の登録商標です。
※IBM Cloud は、International Business Machines Corporation の商標です。
※Alibaba Cloud は、Alibaba Group Holding Limited の登録商標です。
※Tencent Cloud は、Tencent Holdings Limited の商標です。

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記事提供元:タビリス