Green Carbon株式会社は、RAOTおよびマヒドン大学と連携し、タイ天然ゴム産業におけるゴム木由来バイオ炭の効果を実証

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ゴム苗木の成長促進、土壌管理改善、バイオマス残渣の高付加価値化を通じ、持続可能な天然ゴム生産モデルの構築へ

国内最大規模のネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下「Green Carbon」)は、タイ王国天然ゴム公社(Rubber Authority of Thailand:RAOT)およびマヒドン大学と連携し、ゴム木由来バイオ炭がゴム苗木の成長および土壌環境へ与える影響を評価する温室実験(以下「本実験」)を実施しました。
タイは世界の天然ゴム生産量の約3分の1を占める世界最大の天然ゴム生産国であり、約390万haのゴム農園が数百万人規模の農家や関連産業を支えています。一方で、農業投入材価格の上昇や土壌品質の低下、気候変動への対応など、持続可能な生産体制への転換が求められています。
本実験では、ゴム木由来バイオ炭を適切な肥料管理と組み合わせることで、ゴム苗木の成長、土壌環境および栄養利用効率の改善に寄与する可能性を確認しました。本成果は、今後RAOTおよび産業パートナーと連携して検討する成木ゴム園での圃場実証において、ラテックス収量、肥料利用効率、土壌健康、農家収益性への影響を評価するための基礎データとなります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-a3cc643268930d91f4cf0cc9d9be52a2-1672x941.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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◆タイ天然ゴム産業におけるバイオ炭活用の意義

バイオ炭は農業バイオマス残渣を熱分解して製造される炭素リッチな資材であり、土壌構造や保水性、栄養保持、肥料利用効率の改善などに寄与することが期待されています。
タイではゴム園の植え替えや加工に伴い大量のゴム木資源が発生しており、今後は年間約860万㎥のゴム木、そのうち約330万㎥の木質残渣が発生すると推計されています。これらをバイオ炭へ転換することで、循環型経済の推進、持続可能な農業、炭素管理への貢献が期待されます。
- ゴム農家:土壌環境改善、生産性向上、農園管理の安定化
- バイオマス供給者:農業残渣の高付加価値化、未利用資源の活用
- バイオ炭生産者:持続可能な農業資材の製造・販売
- 肥料会社:土壌改良材・肥料効率改善資材の商品開発
- ゴム・タイヤ関連企業:持続可能なサプライチェーン強化、ESG施策への活用
- サステナビリティ関連企業・投資家:農業・環境・炭素管理への貢献

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-bb693841cc869d75c48363783b09c311-936x702.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]◯ゴム農園視察時の写真

◆Green Carbon・RAOT・マヒドン大学による戦略的連携

本実験は、Green Carbon、RAOT、マヒドン大学がそれぞれの専門性を生かして実施しました。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/292_1_b582789ce632c9670aa1fb90b93b0ff8.jpg?v=202607302315 ]
3者は、科学的検証から実圃場での活用、さらには商業化までを見据え、タイ天然ゴム産業における持続可能なバイオ炭活用モデルの構築を目指します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-628fd27b7368355d525a65367896c496-850x632.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]◯RAOTとのMOU調印式

◆温室実験の概要

Green Carbonはマヒドン大学と連携し、管理された温室環境下でゴム木由来バイオ炭の効果を評価しました。本実験では、0%、1%、3%、5%の4段階のバイオ炭施用率と、化学肥料・牛糞堆肥・魚由来バイオエキスの3種類の栄養源を組み合わせ、ゴム苗木の成長、適切な施用率および肥料管理との組み合わせを検証しました。
本実験は、ゴム苗木の成長、適切な施用率、肥料管理との組み合わせを評価し、成木ゴム園での実証に向けた基礎データの取得を目的としています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-5e01a1e367b70ce8331ec04272f74ed9-936x510.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]◯調査レポートより抜粋
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-af0df6b0921baba52107e9b6110f58fd-693x614.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]◯調査レポートより抜粋[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-1e9a37904071edcb2cb62a78ad13d7aa-751x595.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]◯調査レポートより抜粋

◆主な研究結果:バイオ炭がゴム苗木の成長を改善

本実験では、ゴム木由来バイオ炭を適切な栄養管理と組み合わせて施用することで、ゴム苗木の成長指標の改善が確認されました。
対照区(T0:バイオ炭なし・肥料なし)と比較し、T10(3%バイオ炭+化学肥料)が最も良好な結果を示しました。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-8b028edfd8a2f40150c245fcdb2ace58-936x614.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/292/117956-292-63629a4e8a875bcad29181f298e0d21c-1048x342.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
さらに、バイオ炭は以下への寄与も示されました。
- 栄養保持の改善
- 土壌物理性の改善
- 肥料利用効率の向上
- 有益な土壌微生物の増加・活性化
- 土壌生態系および栄養循環の改善

一方で、バイオ炭は化学肥料を完全に代替するものではなく、適切な栄養源と組み合わせることで効果を発揮する土壌改良材であることも確認されました。

◆農家の信頼獲得に向けた圃場実証

本実験では、ゴム木由来バイオ炭がゴム苗木の成長や土壌環境の改善に寄与する可能性が示されました。今後タイ天然ゴム産業へ普及を進めるためには、実際の商業ゴム農園において農家が実感できる効果を検証することが重要です。そのためGreen Carbonは、RAOTおよび産業パートナーと連携し、成木ゴム園での圃場実証を検討しています。実証では、温室実験で得られた成果をもとに、農業的・経済的価値を以下の観点から評価します。特に、苗木段階で確認された成長改善効果が、実際の成木ゴム園において農家の収益性や管理コスト改善につながるかを検証することが重要です。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/292_2_b74d7f23c9484216ba5c36deb4893b03.jpg?v=202607302315 ]
これらの実証により、バイオ炭の実用性と経済性を検証し、農家や関係者の信頼形成につなげるとともに、約390万haに及ぶタイ天然ゴム産業への展開を目指します。

◆今後の展開

Green Carbonは、今回の成果を基盤として、RAOTおよび産業パートナーと連携し、成木ゴム園での圃場実証の実施を検討してまいります。
今後の実証では、温室実験で確認されたゴム苗木の成長促進・土壌環境改善の可能性が、実際の商業ゴム農園において、ラテックス収量、肥料利用効率、土壌健康、農家収益性にどのような影響を与えるかを評価し、圃場実証と並行して、以下の領域での事業化連携を検討します。
- ゴム農家・協同組合との実証圃場形成
- 肥料会社・農業資材会社との土壌改良材・肥料効率改善資材の開発
- ゴム加工会社・タイヤメーカーとの持続可能な天然ゴムサプライチェーン構築
- バイオマス・バイオ炭関連企業との、ゴム園の更新・植え替え時に発生するゴム木資源や、加工・製材工程で発生する木質副産物の調達・製造・供給体制の検討
- 将来的なカーボン除去・カーボンクレジット創出機会の検討

Green Carbonは、タイ天然ゴム産業におけるバイオ炭活用の社会実装に向け、圃場実証、肥料・土壌改良材開発、サステナブル天然ゴム調達、農家支援、カーボン除去・インセット施策などの領域で、関係企業・団体との連携を広げてまいります。
◆Green Carbon 株式会社
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立    :2019年12月 12日
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンに掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジットの創出・登録・販売までを一気通貫で支援するクライメートテック企業です。加えて、植物・微生物の研究開発事業、ESG/排出枠コンサルティング事業、各種環境関連事業も展開しています。

事業は日本および東南アジアを中心に10カ国以上で展開しており、水田(中干し・AWD)、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、家畜排せつ物処理、畜産由来メタン削減など、多様な自然由来プロジェクトを推進しています。国内の水田(中干し)においては、2023年度に日本初・最大規模となる約6,220tのクレジットを創出。2024年度は約40,000ha(約65,000t)、2025年度は約65,000ha(約65,000t)、2026年度には約90,000ha(約95,000t)まで拡大を予定しています。また、酪農分野では日本初となるJ-クレジットのプログラム型登録を実施し、2026年度に6,749tを創出。

海外においては、東南アジアを中心に大規模なプロジェクト組成とクレジット創出を推進しており、フィリピンではJCM(二国間クレジット制度)を活用した投資プロジェクトが完売。さらに、ベトナムやカンボジアにおいても、JCM方法論の承認に向けて州・自治体・政府と連携を進めています。また、クレジットの申請・登録・販売までをワンストップで完結するプラットフォーム「Agreen(アグリーン)」を提供し、煩雑な手続きや書類作成を効率化。創出者の負担軽減とスケーラブルな事業推進を実現しています。加えて、環境価値付き農産物(環境配慮米)の流通、研究開発、ESG・排出枠コンサルティングも手がけ、自然資本を軸とした脱炭素の実現に貢献しています。


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記事提供元:タビリス