赤線、青線…伝説の路上カメラマンが半世紀にわたって追い続けた色街の記憶『色街 昭和に消えたニッポンの悪所』が発売

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新宿、渋谷、六本木、上野、横浜……昭和に色づき平成にかけて消えていった色街=悪所(あくしょ)の姿を令和の現在に伝える貴重なフォトルポルタージュ

株式会社大洋図書は、『昭和に消えたニッポンの悪所』(写真:篝一光/文:鈴木ユーリ)を2026年10月16日(金)に発売いたしました。
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どの街を歩いても“染み”のような場所がある
赤線、青線、白線(パイセン)、街娼、のぞき、同伴個室……
路地裏に蠢く男と女を半世紀に渡って記録したフォト・ルポルタージュ。
怪しい魅力に吸い寄せられるようにして人が集まった“悪所”は、忌み嫌われて消えていった。
だがそこには今の街にはない、人々が忘れてしまった“熱狂”があった。

「街ってのはどこを歩いたって、かならず染みのような場所があるんだな。表通りなのに、妙にどこかうしろ暗い。古地図で確かめてみれば、かつての赤線青線だったり、たいがいが昔の色街だった土地だ。染みっていっても何もエロだけじゃない。隣り合わせに死の匂いも染みついてる。だから昔の人は遊郭のことを『悪所(あくしょ)』なんて呼んだワケだ」
 ぶっきらぼうなようで、福々しいしゃがれ声で篝一光は言う。「ストリートカメラマンの始祖」と呼ばれる。文字どおり、繁華街の路上の喧騒を半世紀以上にわたって撮りつづけてきた。
(「はじめに」より)
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街は人間の欲望を写し出す
 今更に想う……。時、時間、時代というやつはつくづく曲者だと思う。気まぐれな悪戯者の手品師、魔術師だ。こいつに人間は翻弄される。さらに不図と思う。世の中から街が消えてしまったら、世界はどうなるんだろう、かと。街場は人間の欲望を写し出す照魔鏡だ。だから私はそれに引かされて東京の辻々を撮り続けてこれたのだ。
(「おわりに」より)

【目次】
はじめに……すけべ心も、悲しみも
新宿……日本最大の“モダン”赤線跡
大久保……外国人立ちんぼの聖地
池袋……日本一の“SEXの無法地帯”
原宿……聖と俗が隣り合う“リトルアメリカ”
渋谷……都内最凶の淫売窟
六本木……日本最高峰の高級売春街
銀座……日本一の虚飾の街
浅草……東京のエロの原点
上野……大衆エロの終着点
八王子……日本最古の“遊女街”
立川……東京一の米軍御用達売春窟
町田……東京と神奈川の間の沼
川崎……歴史あるSEXむきだしの街
本牧……売春と暴力が渦巻く租界
横浜……日本三大ちょんの間
藤沢……日本一の“夏の性地”
横須賀……“SEXパラダイス”と呼ばれた海軍港
熱海……日本で一番淫らなリゾート
新宿……ふたたび悪所を彷徨う
おわりに……街場は人間の欲望を写し出す

【プロフィール】
写真=篝一光(かがり・いっこう)
町中に占領軍の兵士と夜の女が溢れていた戦後の焼跡闇市時代に幼少期を過ごす。ラジオから流れくる歌舞伎や落語の中継等、当時、耳目可能だった日本の古典文化に深く傾倒。この子供時代の体験が現代の「浮世絵社会」の裏側で蠢く人々の生き様を覗いてみようという思いに繋がった。

文=鈴木ユーリ(すずき・ゆーり)
1979 年、神奈川県生まれ。フリーライター。東京に生きる若者やアンダーグラウンドカルチャーの実態を最前線で取材し「実話ナックルズ」ほかに執筆する。
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【書誌情報】
書名:昭和に消えたニッポンの悪所
写真:篝一光
文:鈴木ユーリ
発売日:2026年10月16日(金)
定価:1,760円(本体1,600円+税)
仕様:A5判/128ページ
ISBN:978-4-8130-7658-2
発行:株式会社大洋図書
https://taiyohgroup.jp/book/subculture/id005840/

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記事提供元:タビリス