株式保有の方には朗報?証券担保ローンとは

イー・ローン

Q. 子どもが大学生になり一人暮らしを始めることになりました。 受験費用や初年度納入金で貯蓄を使ってしまったので、保有している株を売ろうかと思っていましたが、株を担保にお金を借りられると聞きました。 どのような仕組みなのでしょうか?(会社員 Fさん 54歳)
A. 保有株を売却してしまうと、後で買い直そうとした時には、株価が値上がりし買えなくなっている場合もあります。 また、今売却すると損失が発生してしまう銘柄を保有している場合でも、その株を担保に資金を調達できる証券担保ローンを利用すれば、将来的な値上がり益を享受出来る可能性がありますので検討してみてはいかがでしょうか。

証券担保ローンとは?

証券担保ローンとは、保有している株式を担保に融資が受けられるローンです。実質年率4%前後と、カードローンなどの無担保ローンより低い金利で借りることが出来ます。 借入期間は6か月から1年程度と比較的短い期間で設定されていますが、基準を満たせば契約更新による自動継続も可能です。借入可能額は金融機関によって異なりますが、担保となる株式の時価評価額の5~7割程度となっています。 株だけでなく国内債券、国内公募投資信託、国内ETF、国内REITなども担保として可能としている金融機関もあります。 この場合、商品ごとに担保に設定できる割合は異なります。

2018年に入り日経平均株価は北朝鮮情勢やトランプ大統領による対外政策などの影響で荒い値動きとなっていますが、昨年からの上昇基調で含み益が出ている方も多いのではないでしょうか。 このような情勢の中、証券担保ローンは時価に対しての割合で限度額が決まりますので、借入額にも余裕ができる状況といえるでしょう。

どんな時に証券担保ローンを利用する?

証券担保ローンを利用する場面としては、保有株を担保に新たな株式を購入するというイメージを持たれる方が多いようです。 しかし、証券担保ローンは資金使途が原則自由な為、株式購入だけでなく教育資金、リフォーム資金、旅行資金、緊急生活資金などにも利用できます。 但し、事業性資金には利用できない商品もあります。

お子様が就職や進学などで新生活を始めるこの時期、一人暮らしを始めるための住居の敷金や礼金、生活用品の購入、教育資金の不足などにも利用できます。 来店不要で利用できる金融機関もありますし、審査にかかる期間も2日から4日程度ですので、急な生活資金不足にも利用できるでしょう。

証券担保ローンでは返済期日は決められておらず、随時返済可能です。 また担保にした株式は、株主としての権利を失うことはありませんので、配当や優待も受けられます。 優待目的で保有している株を担保にしても安心です。 さらに証券担保ローンを利用しながらの売買取引も自由にできます。 但し、担保にする株式を預けている証券会社で既に信用取引口座やFX口座等を開設している場合には利用出来ない等の条件がありますので事前に確認をしておくべきでしょう。

証券担保ローンの利用で気をつけたいこと

証券担保ローンは、担保としている株式等の時価の下落によって担保評価額が融資金の一定基準(7割程度)を下回った場合、追加担保を差し入れるか一部返済をしない限り、担保としている株式等が強制的に売却されることになります。 つまり、売却損が発生する可能性もあり、それでも融資元本と経過利息額に満たない場合には即時返済を求められる為、融資を受ける際は経済状況の変化に対応できるよう限度額に対して余裕をもった計画を立てましょう。 延滞すると実質年率14%程度の利息がかかりますのでご注意ください。

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