アップル Research Memo(6):2015年12月期の経常利益は12期ぶりに過去最高益

Fisco News

■業績動向

(1) 2015年12月期業績

アップルインターナショナル<2788>の2015年12月期は、売上高が前期比37.5%減の25,460百万円、営業利益が同2.4倍の1,322百万円、経常利益が1,339百万円、当期純利益が1,273百万円となった。経常利益と当期純利益は黒字転換した。期初予想と比較すると、売上高で58.9%、営業利益で144.0%、経常利益では294.1%増加した。前期比で大幅な減収となったのは、中国事業に関連する子会社が、連結対象から持分法適用へ異動したためである。当初の予想売上高は16,018百万円であったが、第3四半期決算発表時に22,272百万円へ上方修正され、それを実績がさらに上回った。中古車輸出は、整備保証をつけることで単価を上げ、付加価値を高めた。

主要な中国子会社が連結対象から外れたため、日本と中国に事業区分を分けていたセグメント情報はなくなった。仕向け地別売上高では、2014年12月期に25,727百万円計上された中国の表示がなくなった。一方、日本は前期比32.1%増の5,745百万円に、アジア、他が同85.4%増の19,715百万円となった。

中古車買取・販売事業の売上高は、前期比18.0%増の4,648百万円であった。期末のグループ直営店を含むアップル加盟店は前期比13店舗(5.8%)増の238店舗となった。査定件数は前期比8.1%増の159,700件であった。販売台数は、同22.0%増の81,400台、うち小売は10,000台と8.7%伸びた。残りの71,400台(前期比7.9%増)はオークションで販売された。

○貸借対照表 ー 有利子負債の大幅な減少
貸借対照表は、中国関連の子会社が連結対象から外れたため、大幅にスリム化した。2015年12月期末の総資産は、前期比11,557百万円減少し9,104百万円となった。有利子負債が9,370百万円減少したおかげで、負債合計が11,684百万円減った。一方、自己資本は、当期純利益が1,273百万円計上されたため、1,278百万円増の5,782百万円となり、自己資本比率は前期末の21.8%から63.5%へ上昇し、財務の安全性が大幅に好転した。

○キャッシュ・フロー計算書
2015年12月期末の現金及び現金同等物は2,178百万円と前期末比117百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローは418百万円の支出となった。税金等調整前当期純利益が1,494百万円となったが、売上債権の増加額(1,916百万円)、棚卸資産の増加額(397百万円)、未収入金の減少額(120百万円)などが上回った。投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の純増減額が前期の増加(3,170百万円)から減少(△26百万円)になったため、若干のマイナスであった。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加(1,133百万円)により、1,137百万円のプラスになった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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