北海道の人、暮らし、仕事を伝えるWebサイト、「くらしごと」が目指すもの

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観光では人気の高い北海道のまちと人口の現状


北海道……というと、豊かな大自然に恵まれ、食も豊かで、観光では常に人気の地域である。

だが、北海道庁の『平成29年住民基本台帳人口・世帯数(平成29年1月1日現在)』によると、札幌市が約194.7万人、次いで旭川市が約34.2万人、函館市約26.5万人、釧路市が約17.4万人、苫小牧市が17.3万人、帯広市が約16.8万人、小樽市が12.0万人、江別市が12.0万人、北見市が11.9万人であり、10万人を超える市町村は以上である。そればかりか、人口が1万人を切り5千人に満たない市町村も数多くある、という現状だ。

同じく北海道庁の『平成28年住民基本台帳人口動態(平成28年1月1日から同年12月31日まで)』を見ると、住民票記載数から住民票取り消し数から換算した動態調査では、札幌市、千歳市、恵庭市、倶知安町が100を超える増、続いて独自の取り組みを続ける東川町、ニセコ町などわずかな市町村の増加がみられるものの、その他はすべて人口減少傾向にある。

ほかの地方都市と同じく、人口減と過疎化の問題にさらされる地域を数多く抱えている北海道。その地域で、北海道の地域と人々にフォーカスするこで、人々の暮らしを応援しているWebサイトがある。よく見る他のWebサイトのようにバナーや広告を貼らず、運営会社も全面に出ているわけではない。どんな想いで運営し、取材を通じて伝えているのか……。

「北海道の人、暮らし、仕事。くらしごと」が、目指すものを編集担当者に聞いてきた。


「北海道の人、暮らし、仕事。くらしごと」の編集部のおふたり。左が津山さん、右が編集長の三浦さん



地元情報発信室から始まった「北海道の人、暮らし、仕事」を伝えるWebサイト


お話を聞いてきたのは、「くらしごと」を担当している北海道の求人メディア「アルキタ」や「ジョブキタ」を運営する北海道アルバイト情報社 地元情報発信室のお2人。
マネージャーの三浦さんと担当者の津山さんだ(※以下、インタビュー内敬称略)。

-「くらしごと」を起ち上げた経緯は何だったのですか?

三浦:私たちの会社(北海道アルバイト情報社)は、求人メディアや人材紹介サービスを通じてビジネスを展開してきました。北海道の様々なまちと企業に、仕事を通じてお話を聞く中で、「人が採用できない」「まちの人口が減っている」「後継者がいない」などの声をたくさん聞くことが多くなりました。過疎で悩むまちをなんとかできないか、留めることは無理でも、私たちの事業も北海道の企業やまちが元気で人が生き生き暮らしているからこそのものであり、“情報を伝えることでお手伝いがしたい”ということで、社内で2015年12月にまず起ちあがったのが「地元情報発信室」でした。その中から、「人、暮らし、仕事」を伝える情報発信として2016年10月に「くらしごと」を起ち上げました。

津山:私は、2016年11月に社内の他の部署から希望をして「くらしごと」を担当させてもらいました。求人営業も経験していることから、お客様の課題も同じようなことを聞いていて、自分なりに“何か貢献できないか”と考えていましたので、北海道のたくさんの人やまちの情報を伝えられれば嬉しいな、という気持ちでした。


編集長の三浦さんは、江別市の出身。大学時代は建築学科だったため「住まいにも興味があります」



“地域貢献をしない企業は廃れていく”という企業姿勢が生んだ「くらしごと」


-「くらしごと」には広告・バナーを貼っていませんが……

三浦:はい。おっしゃる通り、Webサイトの広告収入を目的とした運営はしていません。また、取材や撮影、掲載に関わる費用もいただかずにやっています。これは、まず会社の考えとして"地域貢献をしていける存在でありたい"というのが一番で、北海道内で元気に頑張っている方々や企業・団体の情報発信をお手伝いすることで、地域が活性化したら嬉しいと思っているからです。

津山:非営利で運営をしている性質上、イベントや告知サイトのような派手な発信や宣伝はできませんし、かなりの取材を、自前で2人で手分けしてやっていますから、忙しい毎日です。

三浦:最初は、「そんなに記事のネタがあるのかな?」と思ったのですが、こういった媒体を運営しているとどんどん情報が入ってきて、取材したいのに未だ取り上げていないネタや人やまちが多くあります。起ち上げて約1年になりますが、今では約250記事をエントリーしています。行政の方々からもお声をかけていただいて、まちづくりの冊子を担当させていただいたり、移住政策のプロジェクトに関わらせていただくことも増えました。

津山:取材に行くことで、私たちも改めて北海道の魅力やまちの発見があります。私は学生の時に北海道で議員さんに付くインターンシップに参加したこともあるのですが、ますますまちづくりや地域活性の問題に興味が湧いているところです。


津山さんは、生まれも育ちも札幌。「北海道のことを好きとか嫌いとかではなく、ここに住むこと以外考えたことがない」そう



記事を通じて「職」と「住」を考えていける取り組みをしたい


-LIFULL HOME'S PRESSに「くらしごと編集部」として記事をあげていただくことになりました。

三浦:はい。私たちは「人」「暮らし」「仕事」にフォーカスしていますが、取材を続ける中、「住まい」というのも大切な要素だな、と実感します。職と住は切っても切れない関係です。また、LIFULL HOME'S PRESSの「住まいの本当と今を伝える」という姿勢と中立公正な立場で一人一人の暮らしを応援するというコンセプトは非常に近いところがあります。また、地道に取材を続けて、情報を伝える姿勢も同じです。記事作成を通じて、職と住まいとの情報交換がもっとできればよいと思っています。

津山:人口動態で就職や進学で他の都道府県に行く人がいるということは、ほかの地域で故郷の北海道のことを考える人も多いのかな、と思います。LIFULL HOME'S PRESSは様々な地域の記事を扱っているし、読者も全国にいるので多くの方が読んでくれることを期待しています。北海道を離れた人も、故郷がどうなっているかを含めて私たちの記事に注目してくれればうれしいです。

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住まいの情報を伝えている「LIFULL HOME'S」と、仕事の情報を伝えている「アルキタ」。
その中で「もっと暮らしを豊かにしたい」という思いで生まれた、「LIFULL HOME'S PRESS」と「くらしごと」。取材や記事、情報交換を通じて、深い内容の記事をお届けしたいと思っている。

北海道を隅から隅まで取材で飛び回っている2人。これから、LIFULL HOME'S PRESSの中で2人が発信する北海道の暮らしの情報をぜひ楽しみにしてほしい。

■取材協力
「北海道の人、暮らし、仕事。 くらしごと」http://kurashigoto.hokkaido.jp/
くらしごと Facebookページ:https://www.facebook.com/kurashigoto.hokkaido/


札幌大通り公園にて。この日は「北海道・札幌の食」をテーマに、道内各地の旬の食材、ご当地グルメなどが大通公園に集まるお祭り「さっぽろオータムフェスト2017」のイベント開催中。地方で取材した方に、札幌で出展者として出会うことも多いそう



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