男前インテリアを取り入れるには?DIY事例とうまくまとめるコツ

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男前インテリアアイテム、DIY方法のアレコレ


前回、「男前インテリア」にはどんなスタイルがあるのかをご紹介し、また、男女それぞれの視点で建築やインテリアのプロから意見・アドバイスを頂いた。今回は、実際に男前インテリアを生活に取り入れることに焦点を当ててみる。

引き続き、インテリアコーディネーター河野小夜子氏、ヴィンテージやブルックリンスタイルに特化した住まいづくりを行っている加藤寿泰氏から、お二人がお勧めするDIYも教えて頂いた。

■リメイクシート
【ブルックリンスタイル】は、古いレンガ壁の倉庫や工場を改修して作られることも多いため、レンガは必須アイテムとも言えそうだが、本物のレンガでなくともレンガ調壁紙も市販されているので、予算や賃貸という制限がある方でも取り入れやすいと思われる。
他にヘリンボーン柄、古材柄、タイル柄など様々な模様のリメイクシートがあるので、決めたスタイルに合わせて選び、洗面所やトイレなどの小スペースからDIYしてみても良いだろう。

■ペイント
メタリック感を出したい場合、コーティングや塗装という方法もある。
塗れる金属」として以前ご紹介した金属コーティングや、水性塗料のアイアンペイントという商品も市販されており、この二つは一見似た商品のようにも思えるが、性質が全く異なり、価格や塗れないものなど大きく違うため、何を塗るか、どこに用いるかで使い分けることをお勧めする。

何年も使い込んであるかのようなシャビー加工を、ペイントで行う方法もある。サーフスタイルに取り入れたい色褪せたブルーなどは、ミルクカゼインを原料として作られたミルクペイントやバターミルクペイントと言われる塗料を使うと良さそうだ。こちらも色が豊富なので、インテリアスタイルに合わせ白、焦げ茶、青、緑など選ぶことができる。

■エイジング
樹種によってエイジング、仕上げ方法が異なる。
<針葉樹:ヒノキ・杉など>
ワイヤーブラシをかけ、色の付いたオイルワックスで仕上げる。
<広葉樹:オーク・ビーチなど>
カンナのかかっていない材料を使い、ペーパーをかけ、オイル仕上げ。

無骨さ、無造作が魅力の男前インテリアだからこそ不器用な人でもそれなりにサマになる、という不器用な私には嬉しい情報を頂いたので、ハードルが高くなさそうなDIYでできるアイテムを二つ教わった。


前回の記事では「男前インテリア」と呼ばれるスタイルについて紹介した。では実際に、男前インテリアを生活に取り入れるにはどうしたらよいだろう。気軽に挑戦できそうな男前DIYのレシピを紹介する。



DIY事例① 洋服掛けフック


洋服掛けフック
<準備するもの>
・節のある木10×40(長ければカット)×厚み1センチ 購入先:ホームセンター 
・フック  フック3個(同じものでも2種類でもok。ブラックまたは古美色のもの)  購入先:100均など
・3角吊り金具2個 購入先:100均
・のこ切り
・サンドペーパー
・オイルステイン 購入先:ホームセンター
・刷毛 購入先:ホームセンター
・ニス(スプレー) 購入先:ホームセンター
・ステンシルシート 購入先:100均
・油性マジック

<作り方>
①木をのこぎりで40センチ程度にカット
②サンドペーパーをかける
③ビニルシートの上に新聞紙を敷き、使い捨てのポリ手袋をつけてオイルステインを塗る
④乾燥して2度塗りしたら、ニスを吹きかけ乾燥させる
⑤フックを取りつける位置を確認
⑥ステンシルシートに上から黒マジックで色塗り
⑦裏に3角吊り金具を取り付ける※
⑧フックをドライバーで取付る

※壁に下地があれば3角吊り金具なしで4センチ以上のねじで取り付ける



作り方を河野さんが描いてくれた。右上から時計回り



DIY事例② 木製コースター


木製コースター
<準備するもの>
・節のある木10×10(長ければカット)×厚み1センチ 購入先:ホームセンター 
・サンドペーパー
・オイルステイン 購入先:ホームセンター
・ペンキ(ミルクカゼイン原料のもの)
・刷毛 購入先:ホームセンター
・布

<作り方>
①木をのこぎりで10センチ×10センチ程度にカット
②サンドペーパーをかける
③ビニルシートの上に新聞紙を敷き、使い捨てのポリ手袋をつけてオイルステインやペンキを塗る
④オイルステインの場合は乾く前に布で拭き、好みの薄さにオイルを落とす
 ペンキの場合も同様に布で拭き、その後好みでサンドペーパーでかすれた感じを出しても良い

<注意点>
オイルステインを拭きとるために使用した布は、乾燥すると自然発火する恐れもあるため、必ずたっぷり水を含ませ絞らず捨てる。
残ったオイルステイン自体は、しっかり蓋をして保管すればその心配はないとのこと


加藤氏の会社でコースター作りワークショップを開催すると聞き、私も体験させて頂いた。
小さなお子さんたちも楽しめるようにと木材は予めカットされてあったため、今回はサンドペーパーをかけ、塗装し、好みの状態に仕上げるという作業を行ったのだが、これがまた楽しかった。ペーパーがけでは性格が出るし、塗料の性質を聞き、好みの素材や色を選んでいると「あ、それもいいな」と他の人の選択に目移りする。自宅を思い浮かべながら、しっくりくるシャビー感に整えたり、できあがったコースターを撫でつつ、何を乗せようか思いを馳せる。小さなDIYでもこうした満足感が得られるのだから、棚などの大モノが作れる人などは一層愛着が湧くに違いない。

「オイルステインを使ったものは、植物性油を塗り込んでメンテナンスもできますよ。艶が出てまた味が出ます。これなんかは賞味期限切れのオリーブオイルを使っています」と加藤さんが笑いながら教えてくれたアドバイスの数々もよりDIYへの興味を持たせてくれた。


同じ材料でも、塗料やエイジングにより異なる表情になった



建築家に聞く「男前インテリア」をまとめるコツ


徐々に膨れ上がった男前インテリアを生活に取り入れたい!という思い。しかし、素人でセンスもない私が無計画に取り組んで失敗するのはなんとも悲しい。
そこで最後に、新品のジーンズが”ヤレ”ていく過程が好き、バイク好き、アメリカ好きという、まさにガレージスタイルがぴったりの友人建築士・加藤竜也氏に建築のプロから「男前インテリア」を上手にまとめるコツを挙げてもらった。

「ヴィンテージってアドバイスが難しいですね、その人のこだわりが形になるから。逆を言えば、好きなものがハッキリしている人のほうが作りやすいと思います。一口に"男前"と言っても色んなテイストがあるから、あれもこれも取り入れてまとまりが悪くなってしまうことは何よりもったいない。自分たちに一番しっくりくるテイストがどれなのかしっかり見極めてからインテリアづくりをしてもらうといいでしょう。

・飾る場所ごとにテーマを決める
・年代 くたびれ感を統一する

この2点を意識するだけで、サマになりやすいと思います。
DIYに挑戦する場合は、"あえて雑感を出す"ことがポイント。特に塗装は綺麗に塗り込むより、大雑把な仕上がりのほうが生活に馴染みやすく、カッコイイと思いますよ。材料の仕入先も、ヴィンテージショップに限らず、ホームセンターや100円ショップ、リサイクルショップや解体現場など多くありますので、色々見て廻ると楽しいのではないでしょうか」


インテリア雑誌を眺めると、どのスタイルもかっこよく、すぐに感化されてしまうのは私だけでないと思う。今回も男前インテリアに触れるうちに、そのかっこよさにすっかり惹かれてしまった。価格や入手方法・入手先などインテリア雑貨や道具は手に入れやすくなっているが、思いつきで飛びつかず、自分や家族の一番しっくりくるテイストは何なのか? 日々の過ごし方や洋服の好みなど総合的に俯瞰してじっくり見極めるところから始めることが、納得行く、愛着の湧く空間づくりになるように感じた。

取材協力:
河野 小夜子氏 La Sonrisa http://www.fudosan138.com/interior/
加藤 寿泰氏  有限会社 加藤住建産業 http://katojyuken.com/
加藤 竜也氏  加藤建築設計事務所 http://www.kato-arc.com/


小物、明かり、触り心地など「好きなモノ」を明確にすることが、「男前インテリア」に限らずともサマになる空間づくりの要となりそうだ



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