マツダ元社員、殺意否認=同僚殺害事件初公判-広島地裁

時事通信社

 広島市南区のマツダ社員寮で昨年9月、同僚を殺害し現金約120万円を奪ったとして、強盗殺人罪などに問われた元同社社員上川傑被告(21)の裁判員裁判の初公判が14日、広島地裁(丹羽芳徳裁判長)であった。罪状認否で、上川被告は殺意を否認し、現金を奪う目的もなかったと述べた。弁護側は傷害致死罪などにとどまると主張した。判決は12月6日の予定。

 広島県警の捜査で、死亡した元社員菅野恭平さん=当時(19)=が事件当日、複数の金融機関から計百数十万円を引き出していたことが判明。付近の防犯カメラには、上川被告の車に同乗して金融機関を訪れる菅野さんが映っていたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、傷の状況や凶器に消火器が使われたことから殺意はあったと指摘した。

 弁護側は、暴行は加えたものの殺意はなく、頼まれて一緒に金融機関へ行ったが現金の存在は知らなかったとして、傷害致死罪と窃盗罪の適用を求めた。

 起訴状などによると、上川被告は昨年9月14日午後3時35分ごろ、同じ寮に住む菅野さんの頭と背中を消火器で殴り付けるなどして失血死させ、現金約120万円を奪ったとされる。 

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