一面の土砂「どこから手を」=炎天下、被災者ら絶句-西日本豪雨・広島

時事通信社

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逆さになった住宅(中央)と土砂に埋もれた車=9日午後、広島市安佐北区

 豪雨による被害の大きかった広島市安佐北区口田南では一面の土砂を前に、地元住民らが「どこから手を付ければいいのか…」と途方に暮れた様子で肩を落とした。一方、学校が休校になった近所の中高生らがボランティアとして作業を手伝った。

 町中は土の臭いに包まれた。逆さになった住宅や、屋根の上に乗り上げた車が、土砂の威力のすさまじさを物語る。9日に雨が上がり、連日30度を超す炎天下、住民らはスコップや土のう袋を手に、土砂やがれきの撤去作業に追われていた。

 被害が大きかった地域の土砂の撤去に行くという40代女性は「8日は小雨で道の泥が流れたが、暑いと泥が乾く。撤去しにくく、大変」と嘆いた。

 ボランティアの中高生も多く見られた。隣の安佐南区に住む広島県立高校2年の男子生徒3人組は、道路から泥をかき出す作業に汗をかいた。「地元なので、片付けに参加するのは当然」「遊んでいる場合ではないと思った」と口々に語った。

 地元の建設会社「洋翔建設」は住民と連携し、独自にボランティア受付本部を設置。片付けに必要な道具の貸し出しや、現地入りしたボランティアの配置を調整している。

 同社の白井洋志社長(44)はボランティアに感謝する一方、「家族や友人が心配で駆け付ける人もいる。二次被害の危険もあるため、準備が十分でない人は無理のない作業をしてほしい」と呼び掛けた。 



ボランティア希望者を支援する地元建設会社の白井洋志社長(右)=10日、広島市安佐北区

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