Gacharic Spin WEB企画『いざ野音へ』- 第三回:Gacharic Spinが目指すライヴ

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百戦錬磨のライヴバンドであるGacharic Spinが初の日比谷野外大音楽堂公演に挑む。前回はそんなGacharic Spinにとって、さらには自分自身にとってライヴとは何かを語ってもらったが、今回はさらに掘り下げて初めてライヴの思い出や、自身が目指すアーティスト像を話してもらい、Gacharic Spinというバンドのエンターテイメント性の根源を探った。(パフォーマー3号ねんねは休養中のため欠席)

■Gacharic Spinにしかできないことをやりたい

──こういうライヴに特化している企画なので、自分が初めてステージに立った時のこともうかがたいのですが、覚えています?

チョッパー
「覚えてます! 高校1年の終わりで、場所は初台Doorsでしたね。初めて人前でベースを弾きました。それもはなが観に来てくれました。」

はな
「あれ、初ライヴだったんだ。でも、ちゃんとやっていましたよ。当時の彼女はアイドルをやっていたんだけど、バンドもちゃんとやっていたから“すごいな”って。学校でもめっちゃ練習していたし、すごい根性の持ち主なんだろうなって思って観ていました。」

──その時からスラッピングを?

チョッパー
「ちょっとだけ(笑)。それよりも動こうって思っていましたね。揺れるので精いっぱいだった…ダンスじゃないけど、その揺れるのも“Aメロに入ったら右から”って自分の中で決めてやっていました(笑)。そんな初ライヴでしたね。楽しかったけど、こんなに長くベースを弾いているとは思ってなかった(笑)。」

はな
「私は…記憶にないなー。バンドとして初めて人前に立ったのは、たぶん中学3年生くらいで。でも、“こういう企画があるんだけど”って誘われたものだったから、自分の中では“音楽をやる!”という感覚ではなかったんですよ。ステージに上がる以上は観ている人を楽しませたいという気持ちはあったから一生懸命やってたけど、バンドマンの感覚ではなかった…う~ん、よく分からないです(笑)。」

──じゃあ、“音楽をやるぞ!”という気持ちで初めてステージに立った時は?

はな
「“音楽が好きかも!?”ってなったのは、友達の家でPANTERAのCDを拾って聴いて“あ、こういう音楽いいかも!”って思った時で。それを自分のバンドで活かそうと思ったんです。なので、気持ちを切り替えて“よし、音楽やろう!”と思ってステージに立った時に、最初に取り入れたのがヘドバンで(笑)。“何かやんなきゃ!”って。その時はわりとポップなアイドルバンドをやっていたんで、そこにどうやってヘドバンを取り入れるかを考えて…」

チョッパー
「ぶち壊そうと?(笑)」

はな
「そうそう(笑)。その時はヴォーカルだったんですけど、何とかして頭を振りたいって思いながらステージに立ったことを覚えています。メンバーはめっちゃびっくりしてましたけどね。“何でヘドバン!?”って。曲はそんなにロックではなかったんですけど、ヘドバンしてました(笑)。それが高校1年ぐらいの時で、そこでスイッチが入って今に至るって感じです。」

まい
「私、ダンスを始めたきっかけが学校のクラブだったんで、学校の体育館で発表会をした時か、商店街みたいなところで踊った時が初めてだったのか記憶が曖昧なんですけど、その時は知っている子たちの前だったから特に緊張もしなかったんですよ。でも、ダンスを本格的に始めた時に大きな会場で初めて何千人の前で踊る機会があって、その時に過呼吸になるくらい緊張しちゃって。やっぱり練習の時と本番は全然違っていて…緊張もしているし、テンションも上がっているから、息の上がり具合が尋常じゃなくて、終わったあとにハ~ってなったことをすごい覚えてます。でも、広いステージに上がるのは初めてだったから、開放感がすごいっていうか…“こんなに気持ち良く踊れるんだ”って思いましたね。それ以上に緊張のほうが強かったですけど(笑)。」

TOMO-ZO
「私は小学校5年生の時の『6年生を送る会』ですね。女の子同士でバンドを組んでステージに立ったのが初めてです。で、「ブルースカイ」っていうオリジナルをやりました。」

まい
「すごーい!」

はな
「小学5年生で、それはやばいよ!」

オレオ
「誰が作ったの?」

TOMO-ZO
「みんなで適当にコードを考えて(笑)。」

チョッパー
「歌詞も付けて? 《6年生のみなさんありがとう~》みたいな。」

TOMO-ZO
「《澄み渡る空~》みたいな(笑)。」

──卒業ソングっぽい(笑)。ライヴは楽しかったですか?

TOMO-ZO
「楽しかったと思います。“私たち、こんなことできるんだぜ!”って見せつけられたというか(笑)。で、あとから聞いた話なんですけど、すごいハチャメチャでヤンキーの同級生の男の子がいたんですけど、その子がカッコ良かったって言っていたって教えてもらってすごい嬉しかった(笑)。」

チョッパー
「ヤンキーの心を動かしたんだ(笑)。」

──小学5年生でヤンキーというのもすごいですけどね(笑)。では、オレオさんは?

オレオ
「私はそれこそ小さい頃のピアノの発表会になっちゃうんで、バンドってなると高校1年生の時に…私、ずっとSPEEDになりたくてダンスのレッスンをやっていたんですけど、なれないってことに気付いてバンドをやるようになったんですね。はなのPANTERAじゃないけど、Deep Purpleを聴いた時に“こんなカッコ良い曲があるんだ!? これをコピーしてみよう!”って。で、この間、その初ライヴの時の日記が出てきたんです! すごい自己陶酔してました(笑)。Deep Purpleの「Highway Star」と、自分で曲を作るのが好きだったからその曲を人前で演奏できたことの喜びが書いてあったんです。キーボードだから歌ってないのに。自分の好きな音楽だったり、自分が作った音楽を聴いてもらうってことを、その当時からやりたかったんだなって。」

──では、自分がプレイヤー、パフォーマーとして、目指しているアーティスト像というのは?

オレオ
「“こうなりたい!”っていうのはないですね、私は。誰かを真似するのは違うし…お手本を作ろうと思ったこともあったけど、真似をしてやったところで、それはお手本としている人の魅力だから。やっぱりオリジナリティー…“オレオレオナ=セクシー”みたいなものを確立しないといけないっていうか(笑)。」

チョッパー
「私は自分じゃなくて他のメンバーでもいいんですけど、Gacharic Spinを観て“私もこういうふうになりたい!”と思ってもらえるようになりたいです。最近、若いガールズバンドの子たちと一緒になることが多くて、“Gacharic Spinのライヴ映像を観てました!”とか“KOGAさんの教則を観てました”って言われることもあって…まぁ、目標となっているかどうかは分からないですけど、その子たちに刺激を与えられたのならすごいことだなって。私の場合はGO!GO!7188がそういう存在だったから、私もそういう存在になりたいですね。」

TOMO-ZO
「私もKOGAさんみたいにカッコ良い人のライヴを観ると刺激を受ける…ギターが弾きたくて仕方なくなるんですよ。だから、私もギターを弾きたくなるような、ギターの楽しさが分かるようなプレイができたら最高だなって。そのためにも魂を込めてかき鳴らしたいと思います!」

まい
「私はバンドにダンサーがいることってあんまりないじゃないですか。そういう意味では、いろんなことができる人を目標にしたいですね。ダンスだけじゃなくて、楽器だったり、それこそバンドから離れたことであっても。マルチに何でもできる人ってすごいと思うので。ダンスもまだまだ足りない部分があるので、いろいろ研究したい…ガチャピンのメンバーって何でもこなせているから、“自分もそんなにできるのか?”って思ったりもするんですけど、何かに挑戦してみると“あ、こうすればいいのか!”って分かるから、そうやって自分を研究していけばいいのかなって思っています。」

はな
「私はずっと輝いていたいです! 今Gacharic Spinのファンの人は私たちのことを好きだから、“カッコ良い!”とか“素敵!”って思ってくれているけど、その人がGacharic Spinのファンを辞めてしまっても、5年後、10年後にGacharic Spinを観た時に“まだ輝いている! やっぱカッコ良いな”と思うような…もちろん、ファンを辞めさせませんけどね(笑)。なので、バンドとしての魅力も磨いていきたいし、私個人としても自分磨きもやっていきたいと思っています。」

──きっと今それぞれが語ってくれたことの総括だと思うのですが、Gacharic Spinとしてはどんなライヴをしていきたいと思っていますか?

チョッパー
「やっぱり“観ている人を楽しませたい”っていうのが一番ですね。あと、“Gacharic Spinのライヴには何でも詰まっている”って言われるようなものにしたいとも思ってます。楽しいだけじゃない、真面目なだけじゃない、面白いだけじゃない、感動するだけじゃない…いろんな引き出しを持っているバンドでいたいんですよ。Gacharic Spinにしかできないことをやりたいので、毎回ワンマンでは“今回はそうきたか!”みたいなサプライズをやり続けたいと思ってるし…それは野音でも。ただ、今回の野音は“大宴祭”なので、みんなと一緒にお祭りにしたいと思っていますけどね。だから、ほんと楽しみにしていてほしいです。」

■『Gacharic Spin Special Live ~2017 春~ ライバー大宴祭』

6月24日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂 
OPNE 16:45/START 17:30



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