ご近所調査[4] 一戸建てに住んでいる人は、どの程度のご近所付き合いをしているの?

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ご近所調査・集合住宅編に続いて一戸建て編。集合住宅に比べ、一戸建て住まいのほうがご近所付き合いはある程度必要とされる印象ですが、実際のところはどうなのでしょうか。どの程度のご近所付き合いが一般的なのか、子どもがいる・いないで差はあるのかなど、気になる内容満載です。【連載:ご近所調査】集合住宅編はこちら
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実際に、近隣の住人と交流はあるかどうか聞いたところ、「会話はしないが、挨拶を交わす程度」(57.0%)がトップ、続いて「立ち話をする程度」(36.8%)、「おすそわけのやり取りをする程度」(24.5%)となりました。

集合住宅編では、交流がある人は賃貸住宅で22.3%(「よく交流がある」「ときどき交流がある」「たまに交流がある」を含める。以下同)、持ち家では42.6%という結果だったことを考えると、やはり一戸建て住まいのほうが近隣住人との交流はあるようですね。

【画像1】一戸建ての場合、挨拶をはじめ、立ち話、おすそわけなど、なんらかの形で交流をしている人が多い(出典/SUUMOジャーナル編集部)

【画像1】一戸建ての場合、挨拶をはじめ、立ち話、おすそわけなど、なんらかの形で交流をしている人が多い(出典/SUUMOジャーナル編集部)

近隣の住人とのかかわり方で、現状に満足しているかどうかについては、「満足している」(28.3%)「どちらかといえば満足している」(55.3%)を合わせると83.6%で、「満足している」人が多い結果となりました。
集合住宅でも、「満足している」「どちらかといえば満足している」を合わせると8割を超えており、住まいの形態にかかわらず現状に満足している人が多いということが分かります。

【画像2】集合住宅と同様、一戸建て住まいも満足派が8割を超えた(出典/SUUMOジャーナル編集部)

【画像2】集合住宅と同様、一戸建て住まいも満足派が8割を超えた(出典/SUUMOジャーナル編集部)

また、「どちらかといえば満足していない」「満足していない」と回答した人は、どのようなことで満足していないか聞いたところ、以下のような内容が挙がりました。

・いざ災害が起きたときに、しっかりとしたコミュニケーションや情報の共有がとれるのだろうかという点で少々心配(49歳・男性)
・もう少し近所付き合いをしたい(45歳・男性)
・交流がないこと(44歳・男性)
・もう少し接触したいが、お互い挨拶程度になってしまう(43歳・男性)
・挨拶しても、返してくれない人がいる(46歳・女性)
・気軽に話せる人がいない(44歳・女性)
・親の所有する土地に2世帯住宅を建て、引越してきた。地域の行事が多く、世代も違うので出席するのが嫌だ(41歳・女性)
・周りが年配の方ばかりで、地区清掃などのときに話す人もいなく、孤立している(34歳・女性)
・夫の実家に住んでいるので、自分だけ近所の人との関係が希薄だと感じる(29歳・女性)

満足していない人のなかでは、「もう少しかかわりたい」「ご近所付き合いをしたい」という人が多いようです。ほか少数ですが、ニ世帯住宅などで両親の住む土地に引越しをしてきた、夫の実家に住んでいる、ご近所と世代が違うなどの理由で周囲に溶け込めず、不満をもっている人もいるようです。

日々の生活で顔を合わせたり、子どもを通じて交流をもったりする人が多数

「会話はしないが、挨拶を交わす程度」「おすそ分けのやり取りをする程度」「立ち話をする程度」と回答した人に、どんなきっかけで周囲と交流が生まれたかを聞いてみました。

トップは「日常的に顔を合わせる機会が多いので」で、7割以上の人が支持しました。次に「同じ年ごろの子どもがいるので」「町内会などの集まりで会うことが多いので」が続きました。

【画像3】町内会の集まりや子どもを通じて交流が生まれた、という回答もそれぞれ約3割(出典/SUUMOジャーナル編集部)

【画像3】町内会の集まりや子どもを通じて交流が生まれた、という回答もそれぞれ約3割(出典/SUUMOジャーナル編集部)

近隣の人たちと交流している人に、具体的なエピソードも聞いてみました。

・子ども会でよく一緒に仕事をする(49歳・男性)
・奉仕活動など地域の活動参加など(46歳・男性)
・家の前の道路で子どもたちを一緒に遊ばせる。バーベキュー開催。パパ、ママ同士の飲み会を開催(39歳・男性)
・田舎に帰省した際、お土産を渡し合う(38歳・男性)
・夏場の天気のいい日は子どもたちが集まって遊んでいる。大人もただ見ているだけではなく、洗車をしながらなど、それぞれ過ごしている(36歳・男性)

・犬を飼っているので、共通の話題で情報交換している(49歳・女性)
・農作物などをたくさんもらうと、お互いにおすそ分けしあう(45歳・女性)
・同じ幼稚園に通っている子どもをもつ家庭が多く、幼稚園の話をしたりする(37歳・女性)
・毎年ハロウィンを近所の子どもたちと楽しんでいる、会えば何気ない会話をします(35歳・女性)
・ゴミ出しに外に出たときにばったり会って、天気の話など他愛もない話をすることがある(27歳・女性)

一戸建てでは、家の周りを掃除したりゴミを出したり、日々の生活のなかで顔を合わせる場面が多く、お互いに顔を覚え、挨拶をするようになるようですね。また、子どもがいる場合には、遊んだり、登下校が一緒だったりと、家が近いことで子ども同士の交流が生まれ、次第に親同士もつながりが出てきます。一戸建て住宅だと町内会の集まりなどもあり、そこでの会話をきっかけにという人もいるようです。さまざまなきっかけで顔を覚え、その後も付き合いが続いていくというのが多いようですね。

【画像4】4人に1人が「近所付き合いをしたくないので」と回答(出典/SUUMOジャーナル編集部)

【画像4】4人に1人が「近所付き合いをしたくないので」と回答(出典/SUUMOジャーナル編集部)

一方、「挨拶や会話をする間柄の人はいない」と回答した人に、その理由を聞いてみると、「顔を合わせる機会があまりないので」というのが60.7%で、生活リズムの違いなどから顔を合わせることがないことが、周囲とのつながりがない大きな要因となっているようです。

子どもがいる場合には、自らアクションをしなくても自然と周囲との交流が生まれますが、子どもがいない場合には、顔を合わせる機会自体が少なく、どうしても周囲と距離が生まれてしまうということかもしれません。そんなときは、町内会や子ども会のお手伝いなどに積極的に参加してみると、近隣の住人とのつながりが出てくるようです。「もう少し交流したいな」という人は、こうした集まりに顔を出すことからスタートするのもいいかもしれませんね。
ただし、「近所付き合いをしたくないので」という人も25.0%いて、一戸建てであっても、全ての人が交流を望んでいるわけではないことが分かります。

一戸建ての場合、集合住宅に比べて「ご近所付き合い」の度合いは高いことが分かりました。交流のきっかけは、日常的に顔を合わせる機会が多いのはもちろん、同世代の子どもの有無、町内会などの集まりへの参加が関係してくるようです。一戸建ての場合は賃貸よりも持ち家が多いので、近隣との交流を大切に思っている人が多いのかもしれません。一方で、「近所付き合いをしたくない」人も4人に1人の割合でいて、全ての人が密な交流を望んでいるわけではないようです。

ただし、一戸建ての場合には集合住宅のように管理組合や管理会社が存在しないため、密な交流までいかずとも、何かあった際に声をかけられるくらいの間柄でいたほうが、快適な生活を送ることができそうです。一戸建てを検討している人は、周囲の住宅環境をチェックしておくといいかもしれませんね。

●調査概要
・[ご近所付き合いに関するアンケート]より
・調査期間 2017年9月20日~21日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:全国の一戸建て住宅にお住まいの20~49歳の既婚者
・有効回答数:男女400名(子どもがいない男性100名、子どもがいない女性100名、中学生以下の子どもがいる男性100名、中学生以下の子どもがいる女性100名)

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