鉄道150周年JR東日本パスに乗ってみちのくを満喫 <中>

ジョルダンニュース編集部

大宮→岩手県花巻温泉→遠野→盛岡→つなぎ温泉→盛岡→新青森→八甲田山頂→新青森→盛岡→秋田県角館→秋田→山形県酒田→新潟→大宮


鉄道開業150周年で発売されたJR東日本パスを利用した旅。JR東日本の管内3日間乗り放題で22150円。指定席を4回まで予約できる。列車の時刻の末尾にあるカッコ内の金額は通常運賃を指す。


紅葉真っ盛りの八甲田山へ、山頂は11度


【2日目】岩手県交通バス つなぎ温泉線 8:30 盛岡駅前

 早朝の御所湖は霧がたちこめていました。ホテルで温泉に入り朝食を食べた後、バスターミナルまで歩き、ターミナル横の無人販売所でリンゴを買いました。ここではおいしそうな野菜や果物も売られていました。つなぎ温泉8:30のバスで盛岡駅へ向かいます。

・東北新幹線はやぶさ5号 9:48盛岡→10:52新青森着 指定席③[6250円]

 はやぶさは日曜日でほぼ満席、新青森駅は旅行者で大混雑です。ここからはバスに乗り換えて一路八甲田を目指します。

一足早く紅葉が訪れた八甲田山


・JRバスみずうみ号十和田湖行き11:05新青森→12:12八甲田ロープウェイ前着

 十和田湖行きのバスは八甲田や酸ヶ湯温泉・十和田湖に行く大人数の乗客をさばくため当駅発の臨時便が出ました。
 青森市内からバスが進み、高度が増すに連れ、気温が下がってくるのを感じつつ、途中萱野茶屋バス停でトイレ休憩をはさみ八甲田ロープウェイ山麓駅に到着。紅葉真っ盛りのロープウェイは2時間待ち。Tourists are back! 待ち時間にソフトクリームを食べていると甘い匂いに誘われて黒スズメバチがよってきました。14:15、ようやくロープウェイ乗車。山麓駅からの標高差は654m。上の方に進むにつれて紅葉がどんどんと深まっていきます。山頂駅に到着すると、気温は11℃の表示が、一部、雲?霧?に覆われていましたが美しい紅葉の景色を眺めることができました。防寒着を持ってきていてよかったです。

本州と北海道を結んだ青函連絡船が記念館に

 戻りの八甲田ロープウェイ山麓駅からのバスは補助席まで使う臨時便が2台出たので積み残しなしで青森市内へ戻ることができました。15:48→17:00新青森→青森17:13。駅の周りはお食事処おさないさんが大行列まさにTourists are back!。 新青森駅に比べると青森駅周辺は食堂や土産物店の他、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸という博物館もあり、ちょっと散策してみたいのですが、バスが20分ほど遅延した影響もあり、寄り道する時間はありませんでした。ごはんの上にお好みの魚介を選んで食べる「のっけ丼」に未練を残しつつ列車に乗り込みました。

行列ができる店で盛岡名物じゃじゃ麺を食す


・奥羽本線17:26青森→17:31新青森着 [190円]

・東北新幹線 はやぶさ42号17:44新青森→→18:45盛岡着 特定特急券[5670円]

 はやぶさはほぼ満席です。指定席券をもっていないので空いている席に座ることになりますが、次の八戸駅から乗客が来たので、それ以降は盛岡まで立ち席になりました。ディナーは盛岡駅ビル・フェザンの白龍(パイロン)さんで、名物のじゃじゃ麺(きしめようんのような平打ち麺の上に、肉味噌ときゅうり、長ネギがのった岩手の郷土料理)をいただきました。茹で時間が13分かかります。じゃじゃ麺のお店はけっこうな行列でした。フェザンの食堂は午後8時半にはラストオーダー。並ぶ時間を利用して岩手名物南部煎餅などのお土産も買います。この日の宿はドーミーインです。駅から徒歩13分なのですが寒いのでバスで向かいます。最上階の温泉は毎日7トンの温泉を八幡平から運んでいるそうです。夜風呂の後はアイスキャンデーと夜泣きそばをいただきます。
次回へ続く。(文・写真/伊藤啓太)

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記事提供元:タビリス