日建連表彰 202 2 「土木賞」 「BCS賞」 全 2 7 件を決定

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日建連表彰は、 土木分野の「土木賞」と 建築分野の 「BCS賞」により構成する新たな表彰制度として 2019 年に創設した制度です。第 3 回目となる日建連表彰は、 1 月より募集を開始し、 土木賞には 41 件 、 BCS賞には 78 件の応募がありました。
2月より各分野において選考を進め、 8 月 4 日の日建連表彰委員会 委員長:押味至一 鹿島建設会長 において、 土木賞の受賞プロジェクト・構造物を 12 件 特別賞 2 件を含む 、 BCS賞の受賞作品を 15 件、 合わせて全 27 件を決定いたしました。
https://www.nikkenren.com/sougou/award.html

■日建連表彰2022 受賞一覧 (五十音順)
【第3回土木賞】
・一般国道40 号 音威子府村 音中トンネル工事(北海道中川郡音威子府村)
・千本ダム耐震補強改修プロジェクト(島根県松江市)
・相鉄東急直通線 新横浜駅地下鉄交差部土木工事(神奈川県横浜市)
・高尾川地下河川整備事業(福岡県筑紫野市)
・東京港臨港道路南北線沈埋函(4 号函・5 号函・6 号函)製作・築造等工事(東京都江東区)
・東京メトロ銀座線渋谷駅移設工事(東京都渋谷区)
・東北自動車道 十和田管内高速道路リニューアル工事(岩手県八幡平市~青森県平川市)
・発電所水圧鉄管路のTBM による斜坑掘削プロジェクト(神流川発電所)(群馬県多野郡上野村)
・阪神高速12 号守口線床版更新工事(大阪府大阪市)
・山須原発電所ダム通砂対策工事のうち土木工事(宮崎県東臼杵郡美郷町)
<特別賞>・史跡鳥取城跡擬宝珠橋復元工事(鳥取県鳥取市)
<特別賞>・浜松市沿岸域津波対策施設等整備事業 浜松防潮堤建設工事(静岡県浜松市)

【第63回BCS賞】
・熊本城特別見学通路(熊本県熊本市)
・熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業(熊本県熊本市)
・GREEN SPRINGS(東京都立川市)
・国立競技場(東京都新宿区、渋谷区)
・THE HIRAMATSU 京都(京都府京都市)
・三栄建設 鉄構事業本部新事務所(大阪府大阪市)
・ダイヤゲート池袋(東京都豊島区)
・谷口吉郎・吉生記念金沢建築館(石川県金沢市)
・東京大学総合図書館(東京都文京区)
・東京都公文書館(東京都国分寺市)
・長野県立美術館(長野県長野市)
・延岡駅周辺整備プロジェクト(宮崎県延岡市)
・Hareza 池袋(東京都豊島区)
・横浜市庁舎(神奈川県横浜市)
・早稲田大学37 号館 早稲田アリーナ(東京都新宿区)

■日建連表彰 202 2 選考過程及び概要
【第3回土木賞】
➢ 今年度で第 3 回目となる土木賞は、北海道から九州の全国各地から 41 件の応募があり、このたび、選考委員会による第一次選考(書類による選考)、第二次選考(現地調査及び応募者によるプレゼンテーション)を経て、 12 件のプロジェクト・構造物を決定しました。
➢ 土木賞には、第 1 回、第 2 回と同様、土木賞のコンセプトである「施工プロセス」の視点から、生産性向上を実現した新規プロジェクト、住宅密集や鉄道交差、脆弱な地質や海中下等による厳しい制約条件を克服した工事、技術力が試されるダム再開発、高速道路の更新や鉄道の移設といったリニューアル工事などが選定されました。
➢ 各案件とも様々な課題を克服するために関係者が一丸となって取り組んだ「施工プロセス」が評価されるとともに、ICTや新工法の活用、既存構造物の性能・機能の向上、地域環境との融和など、社会的な課題、時代の要請に対応した事業が選ばれているという特徴も見られま す。
➢ また、特別賞には、技術の伝承と現代的手法を用いたハイブリッド構造により、歴史的構造物の忠実な再現と耐震性を有する現代的な社会インフラとしての実用性を両立した、明治元年架橋の木造アーチ橋復元工事、地元市民を含む多様なステークホルダーとの協力により、巨大地震に備えて防潮堤を造り今後の地域防災の取組みに大きな影響を与えた事業の 2 案件が選出されました。

【第 6 3 回BCS賞】
➢ 第 63 回 BCS 賞には、多くの地域から、 78 件の応募がありました。建物用途は複合施設 14件 が最多で、そのほか、学校施設 (11 件 、事務所ビル( 10 件)、官公庁舎等施設( 9 件)、ホテル( 5 件)、図書館、スポーツ施設(各 4 件)、病院・医療施設( 3 件)、博物館、美術館、文化会館、劇場、商業施設、福祉施設、工場等となっています。
➢ BCS 賞の選考は、まず選考委員 12 名による第一次選考が実施さ れ、第一次選考を通過した作品に対して、選考委員による現地調査と学識委員による専門分野評価を実施いたしました。
➢ 今回もコロナ禍での現地調査となりましたが、現地での建築主、設計者、施工者等からの実際の作品に即した説明や質疑を踏まえ、選考委員全員による合議での厳正かつ詳細な審査が行われ、多彩な用途の受賞作品 15 件が選ばれました。
➢ BCS 賞の特色の一つは建築主・設計者・施工者による「三位一体」を重視するところにありますが、今回も、建築主の熱い想いを設計者・施工者がその技術や叡智を結集して具現化した作品が多くありまし た。特に、利用者に寄り添い、配慮された建築物や、エネルギー効率や自然共生に配慮された建築物が多く選ばれ、建築文化の進展に寄与する意欲的な作品が選出されました。

■ 日建連表彰2022 選考委員(五十音順・敬称略)
【第3回土木賞】
木村 亮(京都大学)
岩波 基(早稲田大学)
田島 芳満(東京大学)
廣瀬 昌由(国土交通省)
野中 賢((株)日経BP)
酒井 利夫((一社)建設コンサルタンツ協会)
杉山 玄六((一社)日本建設機械施工協会)
太皷地 敏夫(鹿島建設(株))
木下 茂樹((株)奥村組)
手塚 仁((株)熊谷組)

【第63回BCS賞】
伊香賀 俊治(慶應義塾大学)
大西 正修(清水建設(株))
尾崎 勝(鹿島建設(株))
篠原 聡子((株)空間研究所、日本女子大学)
菅 順二((株)竹中工務店)
中島 肇(日本大学)
鳴海 雅人((株)佐藤総合計画)
堀部 安嗣(堀部安嗣建築設計事務所、京都芸術大学)
松村 正人(大成建設(株))
野城 智也(東京大学)
安田 俊也((株)山下設計)
山内 弘隆(一橋大学)

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記事提供元:タビリス