「カウンセラーさん、話を聞いてください。私の名前はChatGPTです」クライエントAIを活用した支援者向けセミナーを5/13(土)に開催

PR TIMES

子どものメンタルケアの社会実装支援を行うJICAP(ジャイキャップ:一般社団法人青少年のための心理療法研究所)は、AIがクライエント役として人間のカウンセラーにどんな相談をするのか、人間のカウンセラーはそれにどう応じるのか、模擬カウンセリングの様子を観戦できるオンラインイベントを開催します。ライブ配信は2023年5月13日(土)10:00-11:30、見逃し配信期間は同年5月20日(土)~6月4日(日)です。

■セミナーの概要
【ライブ配信】
開催日 :2023年5月13日(土)10:00-11:30
参加費 :無料(事前アンケート回答必須)
視聴方法:Zoom
【見逃し配信】
期間  :2023年5月20日(土)~6月4日(日)
参加費 :2,000円
視聴方法:オンデマンド視聴
【セミナー概要】
先手(カウンセラー):中島俊(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構)
後手(クライエント):ChatGPT(OpenAI)
解説 :大井瞳(国立精神・神経医療研究センター)
聞き手:高橋史(信州大学学術研究院教育学系)
申込ページURL:https://peatix.com/event/3570710/view

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■セミナー開催の背景
最初は、ChatGPTのメンタルケアへの応用の道筋を見つけるために、プロンプトをチューニングすることでChatGPTがどこまでカウンセラーとして振る舞えるのかを試していました。カウンセラーとしてのChatGPTは、一定程度にはうまくできるのですが、ユーザーに安全に使っていただけるほどの実用レベルにはなかなか至りませんでした。

そこで、より適切なふるまいをChatGPTに具体的に教えようと思って、学生さんに教えるときと同じように、人間がカウンセラー役、ChatGPTがクライエント役というふうに役割を一旦交替することにしました。するとどうでしょう、ChatGPTはクライエント役として非常に滑らかで臨場感ある反応をするのです。ChatGPTが「ウソをつく(事実と異なる出力をする)」という点も、模擬カウンセリングでのクライエント役であれば問題になりません。加えて、プロンプトを工夫することで、難易度の調整も可能。ChatGPTのクライエントAIとしての才能を見出した瞬間でした。

これを自分たちだけで使っていてはもったいないと、公認心理師を目指す大学院生にも触ってもらいました。結果は大好評。みんなで集まってひとつの画面を見ながら、「えー、これどうすればいいんだろう」「違う違う、それじゃ堂々巡りになっちゃうよ」「やった、話が進んだ!」などと声をかけあって、メンタルケアの基本スキルを楽しく学んでいました。テキストカウンセリングなので、会話の履歴が残り、ひとつひとつの言葉かけをじっくり検証しながら学んでいけます。何より、支援スキルが充分ではない大学院生が現実のクライエントの相談に乗るというのは相応のリスクがある(なので大学院附属の相談室では教員の陪席や綿密な臨床指導が必須となっている)のですが、相手がAIであればそのリスクはほぼ完全に解消され、安心してスキルアップに集中できるのです。これは支援者向けセミナーでもニーズがあるかもしれない。そう考えて、今回のセミナー企画となりました。

今回のセミナーでは、10年以上の臨床経験をもつカウンセラーと、クライエントAIとして用意されたChatGPTとの、ライブでの掛け合いが展開されます。両者の掛け合いの向こうに、AIが切り開くメンタルケアの新しい可能性が見えてくることを期待しています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/121317/1/resize/d121317-1-2bcc46584a13291ed9fb-1.jpg ]


■JICAPについて
一般社団法人青少年のための心理療法研究所(Japan Institute for Child and Adolescent Psychotherapy: JIACP[ジャイキャップ])は、「子どものメンタルケアを楽しくする」を理念として、子どもと周囲の大人向けのメンタルケアプログラムの開発支援、教育・医療・福祉などでの実装支援、セミナー等によるスキルアップ支援を行っています。

■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人青少年のための心理療法研究所 高橋
Email: office@jicap.org
URL: https://jicap.jp/

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記事提供元:タビリス