株式会社TriOrb(トライオーブ)×戸田建設株式会社、建設現場における自律型全方向移動ロボットを用いた資材搬送装置開発に向けた共同研究を開始

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株式会社TriOrbは、2023年2月に九州工業大学の研究成果と(国研)産業技術総合研究所での研究・事業開発をもとに創業

全方向移動ロボットの活用により、ロボットと人、ロボット同士の協調搬送・作業の実現を目指す株式会社TriOrb(トライオーブ)(本社所在地:福岡県北九州市、代表取締役社長:石田秀一、以下TriOrb)と戸田建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:大谷清介、以下戸田建設)は、建設業界における人手不足の課題解決や重労働作業のロボットへの代替、生産性の向上を目的に、全方向移動ロボット(TriOrb BASE)を用いた資材搬送装置の開発を目的とした共同研究を開始しました。

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 今回、建設業界における人手不足の課題解決や重労働作業のロボットへ代替、生産性向上目的に、全方向移動ロボット(TriOrb BASE)を応用した建設現場で自律移動可能な資材搬送装置の開発を目指した共同研究契約を締結しました。
 建設現場での走行ロボットの開発に際して、これまで倉庫等で活躍するAMR(無人搬送台車)の転用が多く試みられてきましたが、建設現場特有の課題である荒れた走行路面、日々変化する環境、多数の資材が配置されたなかで求められる効率的な移動等、所望の性能を実現することは困難でした。
 TriOrb BASEはこれらの課題を克服できるポテンシャルがあり、既存のAMRの転用ではなく、建設現場においても安定した走行性能の実現を目指し、自律移動型の資材搬送装置の研究開発に着手することとなりました。今後、TriOrbと戸田建設は建設業界での技術・知見・リソースを組み合わせ、更なる発展を目指します。

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【写真:TriOrb BASEを用いた段差や溝、270kgの資材搬送実験の様子】
 建設現場におけるTriOrb BASEの基本性能を確認するために、現場で課題となる代表的な外乱(段差、溝)や積載重量270kgでの検証実験を実施。
 実験により得られた基本データを元にTriOrb BASEのハードウェア改修を実施し、現場環境下で自在に走行可能な自律型全方向移動ロボットの開発に取り組みます。

●TriOrb BASE(球駆動式全方向移動機構)の特徴
 TriOrb BASEは従来の全方向移動機構に比べコンパクトさを有しながら高い走破性や移動性能を持つため、建設現場などの荒れた床面や狭い場所での活用、精緻な移動が必要な場面での活躍が期待されています。また、メンテナンスの簡易性も大きな特徴です。
 詳しくはこちら(https://www.triorb.co.jp/#base)をご参照ください。

●戸田建設株式会社のコメント
 建設現場における建築資機材の搬入では、搬入車両からの荷下ろしをはじめ、工事用 ELVによる目的フロアへの揚重、目的フロア到着後の所定の位置への移動のすべてを人の手で行ってきました。これらの運搬作業は重労働であり、多くの人手を必要とする一方で、建設業界は作業員の減少や高齢化が進んでおり、作業の省力化が求められています。
 弊社はこれまで試行を重ね、多くの課題に直面してきました。これらの課題解決に対し TriOrb BASEの可搬性能、精緻な移動性能、高度な制御機能には高い期待を持っております。そしてTriOrbの持つロボット技術に我々の持つ建設現場の技術・知見・リソースを組み合わせ、建設現場のさらなる生産性向上を目指します


本件お問い合わせ先
株式会社TriOrb(トライオーブ)
e-mail: info@triorb.co.jp
https://www.triorb.co.jp/

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記事提供元:タビリス