子どもたちが小倉將信少子化担当大臣に外あそび推進の環境整備を要望

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「外あそび推進の会」とともに放課後NPOアフタースクールも放課後の外あそび空間不足の早期解決を訴える

2022年11月2日(水)、特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール(本部:東京都文京区、代表:平岩国泰、以下「放課後NPOアフタースクール」)は、 6名の子どもたちと「子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会」(代表:早稲田大学人間科学学術院 前橋明教授、以下「外あそび推進の会」)とともに、子どもたちが思いきりあそび、思いきり自由に過ごせる環境作りのための要望をまとめた意見書を小倉將信少子化担当大臣に提出しました。

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意見書の内容は、9月22日(木)に外あそび推進の会が行った「外あそび子ども作戦会議」(協賛:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社ビジョンケア カンパニー 協力:放課後NPOアフタースクール)において、放課後NPOアフタースクールの協力のもとに集まった小学3年生から6年生の都心・郊外に住む子どもたち11名が、外あそびの現状や理想の環境について話し合ったものです。

■ 子どもの外あそびの課題
「外あそび子ども作戦会議」において、子どもたちの理想のあそび空間は、様々な遊具や道具が備え付けられ、様々なあそびの選択肢がある空間だという意見がありました。しかし都心・郊外では自由かつ安全に遊べる空間が少なく、子どもたちの求める理想のあそび空間は限られています。また、放課後は塾や習い事などの予定があり、週2日程度など十分に外あそびができない子どもが増えています。

■ 子どもたちからお願いしたいこと(要望)
1. 車の行き来や近所の人のことを気にしなくて良い、鬼ごっこやボールあそびをして思い切り遊べる安全な環境を作ってください。
2. 習い事の合間に遊べる場所を地域の身近な場所に作ってください。
3. ゲーム好きな子も外で積極的に遊べるよう、挑戦しながら遊んだりできるスリルあるアスレチックやちょっと休めるツリーハウスがある、遊具が充実した公園がほしいです。
4. 転んでも痛くない芝の広いグラウンドの遊び場がほしいです。砂利やコンクリートは痛いです。

■ 参加した子ども代表の感想
小倉大臣に直接意見書を渡すのはとても緊張しましたが、ぼくたちが感じている外あそびの課題と意見を直接伝えられて嬉しかったです。今回の要望が叶って、校庭や公園でサッカーが思いっきりできるとか、もっと外あそびができる環境が増えたら嬉しいです。たくさんの友だちと毎日いっぱい外であそべたら、毎日がもっと面白くて、ワクワクするものになると思います。

■ 放課後NPOアフタースクール代表・平岩国泰のコメント
当日は、放課後NPOアフタースクール代表の平岩国泰も出席し、小学生の放課後の課題に取り組んできた立場から、放課後の重要性と外あそび人材の確保について小倉大臣に意見をお伝えしました。今回の要望について、平岩は以下のとおり述べています。

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「小学校低学年の放課後や長期休みの時間は約1,600時間/年で、学校にいる約1,200時間/年より多いといわれています。しかし、放課後には外あそびと同様に3つの間(空間・仲間・時間)が不足しています。私たち放課後NPOアフタースクールは、子どもたちの提言にあった『思い切り遊べる安全な環境』として、放課後の学校活用が重要だと認識しています。そのなかでも外あそび推進においては、放課後の校庭開放の促進と、それを見守る放課後事業の人材増加・育成が不可欠です。学校を中心に、公園、児童館、図書館、こども食堂など多彩な子どもたちの居場所を創出することで、子どもたちの放課後が豊かになり、外あそびの機会が一層育まれる社会となることを願っています。」

今後も放課後NPOアフタースクールは、小学生の放課後の課題に向き合ってきた事業者として、子どもたちのリアルな声に寄り添いながら、事業と提言活動で課題解決に取り組んでいきます。


子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会(外あそび推進の会)について
「外あそび推進の会」は、子どもの身体、こころ、そして脳の健全な発育に寄与するという、外あそびの重要な効能に注目し、日本の子どもたちが、身近な環境で外あそびを行うことができるよう活動を行う任意団体です。近年、デジタルデバイスの浸透や生活の夜型化などの生活環境の変化によって、子どもが外あそびをするのに必要な空間・仲間・時間(3つの間:サンマ)が不足し、多くの子どもたちにとって、日常的な外あそび体験の確保が難しくなっています。一方、外あそびは、身体的・社会的・知的・精神的・情緒的な成長に重要な役割を果たし、健全・健康な発育に加え、社会の未来に貢献する、自立した人間形成に貢献するものです。本会は、外あそび時間が減少し、あそび場の確保が難しくなっている現状を改善するため、外あそびの効能について調査、啓発を進めるとともに、国や地方自治体に働きかけ、すべての子どもが身近な場所で日常的に外あそびを行える環境を整備することを目標に設立されました。 https://kodomo-sotoasobi.com/

特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールについて
「放課後はゴールデンタイム」をビジョンに、安全で豊かな放課後を日本全国で実現するため、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」を展開しています。また、企業や行政等と連携し、子育て・教育プロジェクトを実施するソーシャルデザイン事業も推進。活動に賛同くださる企業や団体とともに、社会全体で子どもたちを守り、育む活動を加速させ、子どもたちのためのより豊かな放課後の実現に向けてチャレンジを続けています。 https://npoafterschool.org/

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記事提供元:タビリス