ドイツ創業のぬいぐるみブランドシュタイフ、チャリティーオークションを実施。落札総額56,470ユーロをユニセフへ寄付

PR TIMES

世界の子どもたちの未来を想って、世界各国のデザイナーが協力

世界で初めてテディベアを生み出したドイツ創業の老舗ブランド「シュタイフ」は、テディベア誕生120周年を記念して2022年12月にテディベアのチャリティオークションを実施し、集まった総額56,470ユーロを、2023年2月に国連児童基金(ユニセフ)に寄付しました。今回寄付した資金は、現在進行中のウクライナ紛争の影響を受けている子どもたちや家族の支援と、5つの国の恵まれない子どもたちに質の高い教育を提供する教育活動 "Let Us Learn" のために使用されます。オークションでは、多くの国際的なセレブリティや有名ブランドが自由にデザインしたテディベアが出品されました。

世界各国のデザイナー協力のチャリティオークション 落札総額は56,470ユーロ

シュタイフは、2022年12月に、テディベア誕生120周年を記念してテディベアのチャリティオークションを実施しました。今回のオークションの最終的な落札総額は56,470ユーロとなり、今回得たすべての収益を国連児童基金(ユニセフ)に寄付しました。

ユニセフでは、この資金を2つの重要なプロジェクトに均等に分配する予定です。そのひとつは、教育活動 "Let Us Learn" と題し、5つの国(アフガニスタン、バングラデシュ、リベリア、マダガスカル、ネパール)の恵まれない子どもたちに質の高い教育を提供し、それによって将来より多くの機会に恵まれるよう支援するプロジェクトです。加えて、ウクライナとその近隣諸国における緊急対応のため、戦争の影響を受けた子どもたちとその家族に、医療ケア、心理支援・教育支援、そして緊急に必要な支援物資を提供します。

チャリティ・テディベアとそのスポンサーに関する写真や詳細な情報は、こちらからご覧いただけます。
https://corporate.steiff.com/en/steiff-charity-2022


チャリティオークション実施の背景

シュタイフの創業者、マルガレーテの誕生から175年後の現在。すべての子どもたちが平和で自由な時代の中で同じように愛情に包まれ、十分な食料と教育を受けられる環境で育っていれば、すばらしい世界だったでしょう。
しかし残念ながら、現実は違います。そこでシュタイフでは、世界中の子どもたちがより良い未来をつくるための活動を行うユニセフに貢献するため、大規模なチャリティーキャンペーンを立ち上げました。


各国の有名人によってデザインされた、個性豊かなテディベアたち

このチャリティーオークションで出品されたテディベアは、多くの国際的なセレブリティや有名ブランドがそれぞれ自由にデザインを行いました。衣装はすべて、プフォルツハイム大学デザイン学部とロイトリンゲン大学テキスタイル学部の学生により、スポンサーたちと協力しながら制作されました。どのテディベアも、それぞれのスポンサーにちなんだ服を着ています。

例えば、ブルース・ウィリス氏と妻のエマ氏によるテディベアでは、映画『ダイ・ハード』の主人公ジョン・マクレーンのシンボルである白いシャツと警察バッジを身に着けています。トニ・ガーン氏は、お気に入りのパーカーと不揃いの靴下をテディベアに着せました。
カロリナ・クルコヴァ氏は2016年のメットガラ(*1)で着用したマルケーザ(*2)とIBMが共同開発したLED付きの華やかなドレスを選び、FCバイエルン・ミュンヘンのクマは赤いホームジャージの上にファンのスカーフと、切りっぱなしのシャツを着用しています。

注(*1):ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典
注(*2):イギリスのデザイン会社


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メルセデス・ベンツの最高デザイン責任者、ゴーデン・ワグネル氏は、おしゃれな星のデザインのレザージャケットを選びました。ニコ・ロズベルグ氏のテディベアは、レーシングスーツを着ています。
ローナン・キーティング氏は、旅好きでありながら自分のルーツを大切にしているという思いを込めて、テディベアにスーツケースを持たせ、アン・カトリン氏とマリオ・ゲッツェ氏は、自分たちが考える家族の素晴らしさをデザインに反映させています。
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ヘルベルト・グレーネマイヤー氏のテディベアは、クールなダークブルーのステージ衣装にオレンジのシューズがポイントです。フリーダ・カーロ財団のテディベアは、アーティストらしい大胆な色使い。ショパールのテディベアは、ハッピーハートコレクションからインスピレーションを受けたエレガントなドレスを身に着けています。

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ヒューゴ・ボス、メシカ・パリ、藤原ヒロシのテディベアは、それぞれファッションブランドやジュエリーデザイナーのスタジオでデザインされました。自身のブランドの服や素材をミニチュアサイズに加工してデザインに活かしているところが特徴的です。


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すべてのチャリティ・テディベアの前足には、スポンサーである著名人のサインが入っており、もちろん本物であることを証明する証明書が付いています。

※すべてのデザインは、シュタイフ社が独自に選定および開発したものです。ユニセフは、いかなる企業、ブランド、製品、サービス、デザインを推奨するものではありません。


世界ではじめてテディベアを生み出したシュタイフ

「テディベアといえば、シュタイフ」―世界的にも有名なこのぬいぐるみブランドを創業したのは、マルガレーテ・シュタイフ(1847~1909)という女性でした。彼女は1歳の時、小児麻痺にかかり、右手と両足が不自由になり、一生を車椅子で過ごします。20代になったマルガレーテは、シュタイフの前身である「フェルト・メール・オーダーカンパニー」を設立し、女性や子ども服の販売を手がけます。

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1880年12月、マルガレーテは、甥や姪たちのクリスマスプレゼントに、ゾウをモチーフにしたおもちゃを贈ることにしました。素材にはフェルト、中身には最上の羊毛をつめこんだやわらかなゾウのおもちゃは、子どもたちにはおもちゃとして、大人の女性には針刺しとしてプレゼントされ、好評を得ました。これが世界で初めてのぬいぐるみ玩具の誕生です。ぬいぐるみづくりのきっかけとなったこの1880年が、シュタイフの創業の年とされています。

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1897年から事業を手伝ってきたマルガレーテの甥リチャードは、「本物のようなクマのぬいぐるみ」の製作をマルガレーテに提案。これが世界で最初のテディベアです。こうして、首と手足が動き、素材も最高級のものを使った上品なぬいぐるみが誕生しました。

このテディベアがアメリカのバイヤーの目にとまり、3,000体の注文を受けたシュタイフ社。アメリカではテディベアの大ブームが巻き起こりました。創業から120年以上経った今でも、子どもたちに対する深い愛情と、本物だけを作り続けることへの熱意、そしてこだわりは変わりません。上質でかわいらしい世界観は、世界中の人々に愛され続けています。


シュタイフ ジャパン/株式会社MS1880について

株式会社MS1880は、2014年よりシュタイフの日本総代理店として、シュタイフ製品の輸入・卸売・小売、店舗の企画、運営コンサルティングを行っています。社名「MS1880」は、創業者マルガレーテ・シュタイフのイニシャル「M.S.」と、シュタイフ創業の年「1880年」に由来しています。

【会社概要】
会社名:株式会社 MS1880
代表者:代表取締役社長 西本 学
所在地:東京都港区南青山3-13-24 サウス青山テックビル
URL :https://www.steiff.co.jp/

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記事提供元:タビリス