アートギャラリー「LOWW(ロウ)」が写真家 五十嵐 正宏の作品展「STILL LIFE」を開催

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東京都目黒区のアートギャラリーLOWW(ロウ)で五十嵐 正宏の作品展「STILL LIFE」を開催。期間は2023年4月21日~5月14日(12:00 ~ 20:00)。

[画像: https://prtimes.jp/i/113994/7/resize/d113994-7-72e2df7583e32d5a4f5d-0.jpg ]

MASAHIRO IKARASHI Exhibition "STILL LIFE"

会期:2023年4月21日(金)~5月14日(日)
会場:LOWW(ロウ)
住所:東京都目黒区大岡山1-6-6
時間:12:00~20:00
休廊日:水曜日
入場料:無料

「不均斉」とその美について、考える。
完成し、終わりを提示することに美を提示する西洋的な美学とは相反する方法をとり、
「自分」以外の偶然性を積極的に作品に取り入れることを、五十嵐は提示しています。
カメラは目の前にある事実をそのままに記録し、フィルムの中に保存します。
通常はそこからトリミングをし、現代ではフィルターなど加えながら「自分らしい”世界”」を作品として提示します。

しかし、五十嵐が選んだ手法であるトランスファー・プリントは、写真を別のメディアへもう一度移行させ、
その際に生じるアクシンデントを採用しています。

五十嵐 正宏という身体的なメディアは、彼の経験と記憶、そして美への眼差しを内包しながら、
その手先を集中させ、情報を移動させます。
しかし、その行為中には様々な外的要因として移しきれないこぼれ落ちていく情報があり、結果的に作品は、
五十嵐の意図しない表情として立ち上がるのです。

しかし、これこそが社会や自然の本来の営みであり、また我々が通念的に共有している「世界」ではないでしょうか。

“STILL LIFE”と題されたこの展覧会では、作家本人によって作られたオブジェを、本人が撮影し、前述した方法により作品として変容していきます。
その際に起こるエラーやノイズといった、作家の手に及ばない要素が加わった作品群は、様々な情報と条件を内包しています。

松岡正剛氏の著書「神仏たちの秘密」には、
“不足によってこそ、完全や満足という物ではあらわせないことが出現するとみなす。不足をいかに美しくするかということによって、人々の中に満足の美というものを感じさせるのです。「枕草子」はそれを「小さきもの」と言いました。イサムノグチは「不完全こそが美だ」と言いました。"とあります。
五十嵐による静寂と向かい合う作品を提案したいと思います。

アーティストプロフィール
五十嵐 正宏(いからし まさひろ)東京都在住、1974年新潟生まれ、1998年長岡造形大学卒業、1999年写真家として独立、同時期に作陶を始める。
2014、2015、2018、2020、2021、2022年ギャラリー澄光個展、2019、2022年くるみギャラリーグループ展、2022年博選堂FUTATABIグループ展、2022年T-BOXグループ展他

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LOWW WEBサイト: https://www.loww.co.jp
Instagram : https://www.instagram.com/loww_gallery/

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記事提供元:タビリス