Synflux株式会社が、ワコール人間科学研究開発センターと京都工芸繊維大学Kyoto Design Labの共同研究「未来の下着」に参画。研究成果が国際論文集に掲載

PR TIMES

デザイン研究に関する国際的な論文集『The Routledge Companion to Design Research 2nd Edition』に研究成果に関する論文が掲載

Synflux株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:川崎和也、以下 Synflux)が、2020年3月から参画した、ワコール人間科学研究開発センター(住所:京都府京都市南区吉祥院中島町29)と京都工芸繊維大学Kyoto Design Lab(住所:京都市左京区松ヶ崎橋上町1)の共同研究「未来の下着」の成果が、デザイン研究に関する国際的な論文集『The Routledge Companion to Design Research 2nd Edition』に掲載されました。Synflux代表の川崎和也が共著者として執筆に関わっています。
Synfluxは、アルゴリズミックデザインを通した下着のメタマテリアル構造の開発や、3Dプリンタ技術によるマスカスタマイゼーションが実現した未来シナリオの設計、サービスフローの提案を担当しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/80230/9/resize/d80230-9-1c1f50747dc06af26c9b-4.jpg ]

共同研究「未来の下着」について


ワコール人間科学研究開発センター、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab、Synfluxによる共同研究である「未来の下着」は、2020年3月から約1年間、リサーチやプロトタイプ作成、試作商品の実装に加え、具体的なサービスのシナリオ作成が実践されました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/80230/9/resize/d80230-9-6a5e70c4c7e9e7370b3b-0.jpg ]

アルゴリズミックデザインとバイオマテリアルによる未来の下着のプロトタイプ
(C)2021 京都工芸繊維大学|ワコール人間科学研究所との共同研究: 「3Dプリンタがもたらす下着の未来に関する研究

「生分解性素材とアルゴリズミックデザイン、3Dプリンタによって、循環可能な未来の下着を提案する」ことを目的に、未来の下着の研究開発が進められました。アルゴリズムによる柔軟性が担保されたメタマテリアル構造、生分解性の3Dプリントフィラメント、菌糸体やコンブチャによるバイオテキスタイル───これらの複合的な成果物を組み合わせ、ユーザーの身体にフィットする循環型の特性を備えた下着を製作可能な一連のサービスの提案が行われました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/80230/9/resize/d80230-9-382762956aa684148af8-0.jpg ]

3Dプリント技術によるメタマテリアル構造のプロトタイプ
(C)2021 京都工芸繊維大学|ワコール人間科学研究所との共同研究: 「3Dプリンタがもたらす下着の未来に関する研究

Synfluxからは、川崎和也、佐野虎太郎、岡本空己をはじめとしたメンバーが研究開発に参加し、アルゴリズミックデザインを通した下着のメタマテリアル構造の開発や、3Dプリンタ技術によるマスカスタマイゼーションが実現した未来シナリオの設計、サービスフローの提案を担当しました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/80230/9/resize/d80230-9-133e5f743dbe1d985816-0.jpg ]

3Dプリンタ技術によるマスカスタマイゼーションが実現した未来シナリオの一風景
(C)2021 京都工芸繊維大学|ワコール人間科学研究所との共同研究: 「3Dプリンタがもたらす下着の未来に関する研究

論文の概要


タイトル:Collective dreaming through speculative fiction: Developing research worldviews with an interdisciplinary team(思索的フィクションを通したコレクティヴ・ドリーミング:領域横断型チームによる世界観の研究と開発)
著者:水野大二郎、津田和俊、川崎和也、増谷一成
書籍:The Routledge Companion to Design Research 2nd Edition
出版社:Routledge
発売日:2023/7/31
言語:英語
概要:この論文では、菌糸体レザー、生分解性プラスチックフィラメント、アルゴリズミックデザインによるメタマテリアル構造を活用した3Dプリント下着の新しいデザイン方法に関して述べられています。25人の異分野の研究チームメンバーによる共創によって、持続可能な未来を夢想することと、具体的な試作を生み出し、成果物に対して科学的な評価を行うことをいかにして両立するかについて説明しています。
URL:https://www.taylorfrancis.com/chapters/edit/10.4324/9781003182443-38/collective-dreaming-speculative-fiction-daijiro-mizuno-kazutoshi-tsuda-kazuya-kawasaki-kazunari-masutani?context=ubx&refId=72e5942f-b236-4e9b-952c-f4466547d013

[画像5: https://prtimes.jp/i/80230/9/resize/d80230-9-160ea4913cdf9d80b981-4.png ]

The Routledge Companion to Design Research 2nd Edition


Synfluxの事業内容


「FASHION FOR THE PLANET/惑星のためのファッション」をミッションに掲げるSynfluxは、2019年3月の創業以来、自社サービスのR&D、アパレル・ファッション企業との新商品開発、大学や研究機関との共同研究などの事業を展開してきました。

近年、ファッション産業が抱える自然環境の持続可能性の問題に注目が集まり、生産や流通における環境負荷を低減するための新しいテクノロジーやソリューションが求められています。

このような市場環境の中、Synfluxは「デジタルテクノロジーによって創造的循環社会を実現する」というビジョンのもと、機械学習や3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインを活用し、衣服生産時に必然的に排出される素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」や生成AIからVRまでを接続するリサーチプラットフォーム「WORTH(ワース)」など、持続可能な未来に向けたテクノロジーの研究・事業化を行なっています。


Synfluxについて


会社名:Synflux株式会社
所在地:東京都中央区東日本橋2-26-8
代表者:川崎和也/代表取締役CEO
設立日:2019年3月27日
事業内容:ファッションデザインのためのソフトウェア開発
循環型衣服設計・製造支援、バーチャルファッションのプラットフォーム事業
URL:https://www.synflux.io/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
記事提供元:タビリス