印刷方式とラミネート方式の組み合わせにより実現「水性グラビア印刷とノンソルベントラミネート加工の軟包材パッケージ」開発

PR TIMES

~二酸化炭素や揮発性有機化合物の排出を削減~

OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:松口 正)は、「水性グラビア印刷とノンソルベントラミネート加工の軟包材パッケージ」の開発に成功したことをお知らせします。
有機溶剤使用量が少ないインキを使った水性グラビア印刷と、有機溶剤不使用の接着剤を使ったノンソルベントラミネート加工は、環境に配慮した「印刷方式」と「ラミネート方式」を組み合わせた製品です。これらの方式を採用することで、二酸化炭素や揮発性有機化合物の排出を削減できます。環境負荷軽減に加えて、溶剤の臭気によるオペレーターの健康への影響も抑制できます。

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■開発過程のクリアすべき課題
水性グラビア印刷は、従来の溶剤と比べて揮発性の低い水やアルコール系溶剤を使用しているため、乾燥性が悪いことが課題でした。さらに、水性インキの特徴から印刷品質が安定しないことも、水性グラビア印刷のクリアすべき問題でした。この度、グラビア版の製版条件やドクターブレードを最適化させ、また、印刷中のインキ管理を徹底させたことにより、油性グラビア印刷と同等のきれいな仕上がりを実現することができました。
大阪シーリング印刷では、以前より環境対応型ラミネート方式であるノンソルベントラミネート加工を推進してきました。水性グラビア印刷の課題であった物性と外観品質の両立が可能となりましたので、この度、印刷方式とラミネート方式を組み合わせました。

■開発背景
グラビア印刷では、きれいに仕上がることから油性インキの使用が主流です。一方で、揮発性有機化合物によるオペレーターの健康への影響は、印刷業界として長年の課題の一つでもあります。OSPグループではSDGsの観点から、環境配慮型製品の開発に取り組むと同時に、従業員の働き方改革にも着手しています。従業員への健康配慮の一つとしても開発に至りました。


【大阪シーリング印刷 会社概要】
社名  :大阪シーリング印刷株式会社
所在地 :大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8
代表者 :松口 正
創業  :1927年
事業内容:シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージの製造・販売およびラベリングシステムの販売
URL  :https://www.osp.co.jp/index.html

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【OSPホールディングス 会社概要】
社名  :株式会社OSPホールディングス
所在地 :大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
代表者 :松口 正
設立  :1969年
事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務
URL  : https://www.osp-holdings.co.jp/
OSPグループは、1927年に創業した計15社(国内9社・海外6社)を展開する総合パッケージ企業で、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。創業以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。

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記事提供元:タビリス