小型ロケット打ち上げのスペースワンへ出資

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宇宙産業市場のノウハウ蓄積と事業拡大へ

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己、以下:太陽工業)は、小型ロケットの打上サービスを提供するスペースワン株式会社(本社:東京都港区、社長:豊田 正和、以下:スペースワン)へ出資しました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/48808/69/resize/d48808-69-7fc243afaec83002ea81-0.jpg ]

スペースワン小型ロケット(カイロス)のイメージ


 スペースワンは、キヤノン電子株式会社、清水建設株式会社、株式会社IHIエアロスペース、株式会社日本政策投資銀行の4社によって2018年に発足しました。2021年に和歌山県串本町の射場(スペースポート紀伊)を完工し、2024年3月には初号機の打ち上げを行いました。初号機は打ち上げ中に飛行中断処置を行いましたが、現在は次の新しい挑戦に向けた準備を進めています。

 太陽工業は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、学校法人東京理科大学、清水建設株式会社の3者間で締結した連携協力書の下、2019年に作製した宇宙の居住空間を検証する『スペースコロニーデモンストレーションモジュール』(右写真)をきっかけに、宇宙関連事業への検証を開始しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/48808/69/resize/d48808-69-ccedca340a6d26eb40de-0.png ]

スペースコロニー
デモンストレーションモジュール
((C)JAXA/東京理科大学/清水建設)


 2021年からは「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環である「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」(国交省及び文科省連携)の技術研究開発に参画し、2022年には「月面インフレータブル居住モジュールの地上実証モデル構築」にも携わっています。

膜構造物は柔軟性があるため小さく畳んで運搬できる利点があり、宇宙でも活用できる膜の用途研究を積極的に進めてきました。

今回の出資は、2022年6月の太陽グループ株式会社※1を通じた出資に次いで2度目となります。これまでの宇宙空間における研究開発領域から一歩前進させ、具体的に宇宙産業市場への参入を目指します。地上における射場周辺の施設建設支援なども含め、宇宙関連ビジネスで積極的に太陽工業の膜技術を紹介していく計画です。

太陽グループが小型ロケット打ち上げのスペースワンへ出資
https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/news/a323

※1 太陽グループ株式会社は、太陽工業株式会社、TSP太陽株式会社、アクティオ株式会社のグループシナジーを高めることを目的に設置した関係会社です。

■太陽工業株式会社について
太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。

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記事提供元:タビリス