武田薬品工業株式会社「グローバルCSRプログラム」による支援で、国際NGOプラン・インターナショナルが「ソマリアの遠隔地における医療アクセス改善プロジェクト」を実施

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女性性器切除(FGM)の合併症に苦しむ女の子と女性に適切な医療を

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 CEO:クリストフ・ウェバー、以下、武田薬品)の支援を受け、2023年1月より、「ソマリアの遠隔地における医療アクセス改善プロジェクト」を開始します。本プロジェクトは、巡回診療を通じて、取り残された人々に、その年齢や性別に適した最低限必要な医療サービスを提供するとともに、特にアフリカで2000年前から行われている有害な慣習、女性性器切除(Female Genital Mutilation/以下、FGM)の合併症に苦しむ女の子と女性たちに適切な医療を届けることを目的としています。

アフリカの角に位置するソマリアは、紛争、極度の貧困、治安の悪化や暴力の横行に加え、度重なる干ばつによる食料危機に直面し、基本的な社会サービスが崩壊状態にあります。

特に遠隔地における医療サービスは限られており、遠隔地で働く女性医療従事者の多くは医療従事者としての適切な訓練を受けていません。安価で効率的な医療を提供するために必要な「巡回診療」の実施マニュアルは整備されていません。また、ソマリアの医療事情に寄り添ったFGMの合併症の標準治療手順の開発も急がれています。
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2023年~2027年までに実施する本プロジェクトでは、巡回診療による医療サービスの提供に加え、現地保健当局とも協力し、ソマリアの状況に即した巡回診療マニュアルとFGM臨床ガイドラインを作成し、保健システムの強化を図ります。
主な活動
・ FGMの合併症に対する診療を含めた巡回診療の実施
・ 女性の医療従事者に対する研修
・ コミュニティや女性たちのエンパワーメント
・ 収集したエビデンスに基づく臨床ガイドラインの作成

理事長 池上清子のコメント
この度、武田薬品様から多大なるご支援をいただけることを大変ありがたく光栄に思っております。武田薬品様とプラン・インターナショナルの新たなパートナーシップでは、巡回診療ガイドラインとFGM臨床ガイドラインの作成を通じてソマリアの遠隔地の医療システムを強化するだけでなく、ソマリアの女の子と女性たちが啓発活動やトレーニングを通じて、自身の性や身体に関する意思決定をできるよう後押しする、非常に有意義な活動となると期待しています。

武田薬品の「グローバルCSRプログラム」とは
2016年に開始した、約80の国と地域で働く約50,000人の従業員がオンライン投票に参加し、武田薬品が新たに支援する活動先を決定するという、従業員主導型の取り組み。投票を通じて、従業員一人ひとりがそれぞれの考えと思いを込めてプログラムを選定する。

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記事提供元:タビリス