【武蔵野大学】乳幼児の言語発達を研究する今福 理博 准教授が指さし遊び絵本シリーズ第2弾『どこかな どこかな?どうぶつ』を発刊

PR TIMES

~養育者への調査から選び抜かれた105種類の動物が登場 10月30日(月)発売~

武蔵野大学教育学部幼児教育学科(東京都西東京市)で発達科学・発達心理学を専門とする今福 理博准教授は、指さし遊び絵本シリーズ第2弾『どこかな どこかな?どうぶつ』(株式会社エンブックス、以下「今作」)を制作しました。今福准教授は、2021年に前作『どこかな どこかな?』を発刊しており、今作は『どうぶつ』に焦点を当てた絵本です。絵本には赤ちゃんの言葉の発達にあわせて選び抜いた105種類の動物と関連するイラストが登場し、指差し遊びを通して楽しみながら自然と言葉が結びつくような仕掛けになっています。

発売:
【出版社エンブックス】https://enbooks.thebase.in/items/78400748
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4802134258

[画像1: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-c9fe5d77cd598ef569a7-0.jpg ]

【本件のポイント】
1~4歳児の養育者150名に赤ちゃんが話せる動物の名前についてアンケート調査を実施

アンケート調査から、赤ちゃんが話せる上位105種類の動物が絵本に登場

親子で楽しみながら、みるみる言葉を覚える仕掛けになっている指さし遊び絵本




【本件の内容】
■乳幼児期の指さし遊びの重要性と絵本「どこかな どこかな?どうぶつ」について
[画像2: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-7eb1cb6bb4580a345a6f-6.jpg ]

赤ちゃんは、大人とのコミュニケーションを通じて言葉を獲得していきます。
赤ちゃんは生後9ヵ月になると「指さし」をし始め、大人と同じモノを指さして注意を共有するようになります。この能力は「共同注意」と呼ばれ、コミュニケーションや言語発達の基盤となります。生後18ヵ月になると、1日1語のペースで言葉を獲得する語彙爆発期を迎え、この時期に多くの言葉に触れることが重要です。


[画像3: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-0104c1265bd1ed14af7f-0.jpg ]

赤ちゃんは、例えば「猫」という対象(イメージ)、「neko」という音声、「ねこ」という文字が結びつくことで言葉を獲得します。このように、対象・音声・文字が同じであるということが分かる時、専門用語では「刺激等価性」が成立したと言います。絵本には対象・音声・文字がすべて揃っているため、親子で楽しみながら指さし遊びの中で、たくさんの動物を学ぶことができます。

前作に引き続き、絵はイラストレーターのやすの なほ氏が手掛けています。動物たちの表現や、動物同士の関わり合いにも注目してください。


■赤ちゃんが話せる動物ランキングから105語を選出
[画像4: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-aedf4f8e2bf83714a9c8-0.png ]

今作の制作にあたり、1~4歳児150名(1歳25名、2歳36名、3歳58名、4歳31名;平均年齢3.12、標準偏差1.00;女児85名、男児65名)の養育者にアンケート調査を行い、赤ちゃんが話せる動物ランキング(左表参照、以下「ランキング」)を作成しました。

ランキングの上位には「ぞう」、「うさぎ」、「ぱんだ」、「さる」、「らいおん」、「きりん」など他の絵本でも頻出する動物がみられました。一方、ランキングの下位は「やまあらし」、「ばっふぁろー」、「かものはし」、「まんどりる」、「うぉんばっと」、「あるまじろ」など赤ちゃんが普段あまり聞き慣れない、特徴ある動物がみられました。

今作はランキングから選出した、赤ちゃんが覚えやすい身近で親しみのある動物を掲載しています。指さし遊びを楽しみながら、乳幼児期の言語発達をサポートできる絵本を制作しました。



※「いぬ」、「ねこ」、「ねずみ」などの身近な動物はランキングに含まれていません。
※このランキングは今回対象とした150名の回答に基づいているため一般化することはできません。


【書籍情報】
[画像5: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-c9fe5d77cd598ef569a7-0.jpg ]

[表: https://prtimes.jp/data/corp/67788/table/190_1_78c99fcf11467d059145ce2cef429412.jpg ]



【作者 今福 理博 准教授のコメント】
[画像6: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-c67f928fa405341c3a27-0.jpg ]

私の専門は「発達科学・発達心理学」で、乳幼児の言語・社会性の発達について研究してきました。今作は動物をテーマに、親子でコミュニケーションをしながら一緒に探す絵本を作りました。動物は子育て中の親御さん150名のアンケート結果をもとに選んでいるため、赤ちゃんの発達に即した言葉、動物たちが絵本に登場します。指さし絵本遊びを通して自然と言葉に触れ、動物や生き物に興味を持っていただけたらと思います。ぜひお手に取ってみてください。





【今福 理博プロフィール】
武蔵野大学教育学部幼児教育学科准教授。京都大学博士(教育学)。京都大学大学院教育学研究科特定助教、日本学術振興会特別研究員(PD、東京大学大学院総合文化研究科)を経て現職。発達心理学を専門に、乳幼児の社会性や言語の発達を研究。著書に『赤ちゃんの心はどのように育つのか:社会性とことばの発達を科学する』(ミネルヴァ書房)、絵本『どこかな どこかな?』(エンブックス)など。


【関連リンク】
■武蔵野大学教育学部幼児教育学科HP:https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/education/child_development/
■『どこかな どこかな?』発売に関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000067788.html
■今福 理博 准教授 教員紹介:https://www.musashino-u.ac.jp/feature/interview/13_imahuku/


【武蔵野大学について】
[画像7: https://prtimes.jp/i/67788/190/resize/d67788-190-860f7bb03380b5cb77ae-7.jpg ]

1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設。2024年には世界初のウェルビーイング学部を開設する。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp/


【問合せ先】
武蔵野大学 経営企画部 広報課
担当:宇城・上別府
TEL:(03)5530-7403
FAX:(03)5530-3818
E-mail:kouhou@musashino-u.ac.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
記事提供元:タビリス